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次元の扉

結果から言うとアルナの言う通りドラルはちょちょいと取り戻された。


そしてそのことにより大陸各所に聖神アルナの噂が広まっていった。

そしてもともと武力によってその領土を広げてきた帝国内で帝国に抗せよという気運が高まっていった。


一方そのころアルナは——


「だー!何度やってもダメなのじゃ!」


なんとか天界への次元の扉を開こうと頑張っていた。


「やっぱりわし本来の権能が失われているからなのかの」

聖神として爆誕したアルナだったが元々もっていた権能のほとんどは失われていた。

「せめて地球に行ければのぅ」

地球にさえいければ本でもなんでも持ってきて知識無双ができる。

知恵と享楽の神の本領発揮じゃ。

「じゃがなぁ」

ふと横を見る。そこには穴が開いていた。

「ん?なんじゃ次元の穴か……」

わしは視線を元に戻した。

「いやいや!次元の穴じゃ!次元の穴が開いとる!」

わしは勢い込んで中を覗き見る!するとそこは見慣れたビル街。

「あ、秋葉原じゃ……!」

恐らく神として信仰されたことで別の世界への移動ができるようになったのじゃ。

元々地球はわしが管理していたわけじゃし、何の不思議もない。


わしは早速アルクとセレナを呼び出すとダイヤモンドなどの向こうにもある宝石を買い込んだ

そしてそのまま次元の穴の向こうに行くことにした。



「ここが異世界……」

「随分と不思議な建物が並んでるわね……」

「その恰好では目立つな……」

わしらは早々と宝石類を売ると、適当な店で服を買った。ちなみに宝石は300万くらいにはなった。

ちなみに二人の言葉はどうしたかというとわしの眷属扱いで権能の一部を貸し与えた。


「それでここで何をするつもりなんだ?」

「決まっておる。本を買いに来たんじゃよ」


わし等は本屋に直行した

「しかし、どれを持って行ったらいいか迷うのうぅ」

やっぱり化学系の本かのう専門社とか結構いっぱいあって困るのぅ。

ん?これは

(異世界転生の必需品!異世界に持っていきたい知識マニュアル)

なんじゃこれは?

そもそも異世界転生しちゃったら持っていけないではないか?という突っ込み街の煽り文句。実に直球なタイトルが興味をそそる。

こんな便利なものがあるのか?小説の資料用なのかの?もうこれでいいではないか。


わしはその本を買うことにした。あとはやっぱり漫画とラノベじゃな。これがないと始まらない。

わしは適当なシリーズをいくつか買い込むと次元の狭間に放り込んだ。

目を白黒させる店員をよそにわし等は店を後にしたのだった。

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