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婚約破棄

結局あれから何も出来ぬまま1月が過ぎた。

途中模擬戦があったりしてジョゼフィーヌと戦ったりしたのだが、わざと負けたのはちと失敗じゃった。

ジョゼフィーヌは怒るし4馬鹿はジョゼフィーヌにあらぬ疑いをかけたりして散々な結果じゃった。

ちなみにいつの間にかジョゼフィーヌとアンナは仲良くなっていた。


そうしてとうとうその日はやってきてしまった。


「ジュリアス・エムーデンの名において宣言する。私はここにジョゼフィーヌ・ブランシャールとの婚約を破棄する!」


馬鹿王子がやらかしおったのだ。


「……何故ですの?」


「何故だと?お前の悪行は全て知っている。お前は公爵家令嬢という地位を利用しアルナに散々嫌がらせをしてくれたな」


その程度のことで婚約破棄するとはこやつ器が小さすぎるぞ。

婚約者が他の女に入れ込んでれば思うところがあるのは当然のことじゃ。

そもそもお前がわしにちょっかいを出さなければ良いだけの話ではないか。


「……だんまりか。こちらには証人がいる」

例の三人娘が出てきた。そういえばあやつらにはこの1月いろいろ嫌がらせをされたの。

「お前たちはジョゼフィーヌの命令でアルナに嫌がらせをした?そうだな?」


「はい。私達はジョゼフィーヌ様の命令で聖女アルナ様に数々の嫌がらせをしてきました」


……まずいのこのままではジョゼフィーヌの言った通りになりそうじゃ。


遡ること昨日の夕刻。ジョゼフィーヌはわしに頼み込んできた。

彼女は馬鹿王子に婚約破棄されることを恐れていた。そうなったらもう生きていけないとも言っていた。

それに最近何者かに命を狙われているとも。追い詰められた彼女は無理を承知で敵である(ジョゼフィーヌはそう思っている)わしに助けを求めてきたのだ。その日はそのままわしの部屋に泊めた。



「まぁ、待つのじゃ。その娘達の証言を全面的に信じるのいかがなものかの?わしが浄化で真実を確かめよう」

「……アルナがそうしたいのならば意義はない」

「浄化!」

わしはこれで解決できると踏んでいた。

「これで真実が分るわけだな……お前たちはジョゼフィーヌの命令を受けていたのか?」

しかし、わしの予想は裏切られた

「「「……はい、私達はジョゼフィーヌ様の命令を受けていました」」」


なんということじゃ。三人娘ははっきりとそう言ったのじゃ。


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