生徒会
あれからというもの第一王子のえーと名前は何と言ったかの?ジュリ……ジュリ……ジュリアスじゃ!の付きまといが続いていた。
わしが行く先々に現れて勧誘をしてくる。正直これではストーカーじゃ。
「ジュリアス殿下があれだけお誘いしているのにそれを断るなんて……」
「聖女だからって調子に乗ってるんじゃないかしら」
「アルナ様はあの殿下に言い寄られてもまるで意に介さず、まさに聖女の鏡。いやもはや女神」
しかもなんか周囲の目が最近わしに厳しくなって来ておる。……なんか変なのも混ざっておるが気にしないでおこう。しかしこれはまずいのぅ。
「……で、あるからアルナには是非生徒会に入ってもらたいのだ」
「はぁ……わかったのじゃ。生徒会に入ろう」
「ほ、本当か!?やったぞ!これで皆に顔向けができる!」
はぁ……これからどうなってしまうのやら。
「そ、そんな!アルナ様なぜなのですか!?」
「アルナも大変ですね……」
マリアンヌの一言が妙に耳に響いたのじゃった。
午後わしは生徒会室に行くことになった。
そこにはジュリアスを含め4人の男とアンナがいた。
「ようこそ生徒会へ」
「俺はジェラルド。待ってたぜ!聖女さんよぉ!」
「私はシュバルツです。以後お見知りおきを」
「僕はフロリアンよろしくね」
なんか赤いのと青いのと緑のがいたが無視することにする。
「そうかアンナお主もいるんじゃったな。よろしくのぅ」
「はい。よろしくお願いします」
アンナがいるならとりあえずなんとかなるじゃろ。とわしは楽観視することにした。
「この俺を無視するとは……!やるな!」
「この仕打ち。癖になりそうです」
「無視はよくないよ~」
「おぬし等もよろしくのぅ」
わしはとりあえず適当にあしらうことにした。
生徒会の仕事は主に書類整理だと言うので、特にわしがやることはなかった。(なぜ誘ったのじゃ)
基本的にそれ以外は暇だった。わしは一日目にしてさっそく嫌になった。わしは暇が嫌いなのじゃ。
書類は会長であるジュリアスとシュバルツが処理していた。
「わし、もう帰っていいかの」
「駄目だよ~」
「退屈だよな。わかるぜ。ならこれから模擬戦でもするか!」
熱血馬鹿は無視するとして駄目な理由を聞くことにした。
「なぜ駄目なのじゃ?」
「仕事は皆でするんだよ」
「仕事してるのは二人だけではないか」
わしがそう言うとジュリアスが言った。
「集まることに意味があるんだ。暇ならボランヌでもしてるといい」
「ぼらんぬ?」
「これだよ~」
フロリアンが取り出してきたのはカードの束だった。
あぁ……ようするにトランプみたいなものか、とわしは思った。
結局その日はでボランヌでババ抜きのようなゲームをして終わった。




