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第二十九話〜花の道〜

僕たちはまずお墓を作る場所を決めて、そこに小さな穴をほった。

そこに遺骨を入れる。

穴を埋めて、穴の周りに少し大きな石をおいていった。

「これでよし。」

みんなでお墓を作り、一息つく。

すると僕の耳元で誰かの声がした。

「教えてくれてありがとう。」

僕は驚いて周りを見渡す。

しかしそこにはジャスパーたちの姿しかなかった。

あの声は明らかにジャスパーたちとは違った。

女の人の声だったが、先輩の声ではない。

一体誰の声だったのだろうか。

僕は不思議に思いながらも、ジャスパーたちと家へと帰ることにした。

街に向かって歩いていると、アンデットが言った。

「あれ?神社がなくなってる。」

「「「え?」」」

アンデットの言葉に僕たちは驚いた。

「そんなわけない……。」

ジャスパーがそう言いながら神社があった場所に目を向けるが、そこには神社がなかった。

「マジてない。」

神社は今いる場所からでも見える位置にあったはず。

「そういえば今まで神社があった場所に宝石が落ちてたよね。」

僕はふと、思い出していった。

「じゃあ今回もあるかな?」

先輩が言う。

「行ってみるか。」

ジャスパーはそう言うと歩きだす。

僕たちもついて行った。

近くまで行くと、何か光るものが地面に落ちていた。

そのことに先輩が気がつく。

「あれ、もしかして。」

そう言うと先輩は光るものを手に取った。

「これ、そうじゃない?」

先輩は僕たちに拾ったものを見せた。

「これだ!ジャスパー。」

僕は先輩が持っているものを見て確信する。

ジャスパーは僕の言葉を聞いて、鞄の中から宝石を取り出すと僕に渡した。

「ほらよ。」

「ありがとう。」

僕はジャスパーから宝石を受け取ると、先輩が持っていた欠片と割れ目の部分を合わせた。

ぴったりくっついたと思った瞬間、僕の足元から次々と花が咲き始めて道を作った。

「「「「えっ?」」」」

僕たちは驚いた。

「花が咲いた!」

先輩は咲いた花を見て見惚れている。

「これ道みたいになってるけど、どこに繋がってるんだろ。」

アンデットが不思議そうに言う。

「そういえば今まで行った場所で解いた謎は、遺跡を見つけるための条件だったよね?」

僕はふと、思い出していった。

「そう言えばそうだな。」

ジャスパーが言う。

「もしかしてその場所で毎回見つけてきた宝石は遺跡を見つけるためのものだったのかな?」

そばで花を見ていた先輩が言った。

「多分そうだと思う。」

僕は言う。

「てことはつまり、この花の道は遺跡まで続いてるのか?」

ジャスパーが僕に尋ねた。

「そうだと思う。」

「よし、じゃあこの道を辿ってこうぜ!」

「「「うん!」」」

僕たちは花の道を辿って歩き始める。

僕が食物界へと行くことができる日にだんだん近づいていく。

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