第十五話〜チュテレール村〜
放課後になり、僕たちは図書館に向かった。
「先輩もういるかな?」
「どうだろう。さすがにまだいないんじゃない?」
僕たちは一緒に図書館に向かう。
学校が終わり家に帰って荷物を置いたら、そのままジャスパーと合流した。
家から学校は歩いて七分くらいだ。
先輩の家は学校からどのくらいの距離なのかは分からないが、さすがに僕達のほうが図書館に早く着くと思う。
図書館につくと入口には先輩が立っていた。
「あっ先輩!」
僕は先輩に気づく。
その声で先輩もこちらに気づいたようで、僕たちに手を振った。
僕たちは先輩のところまで行く。
「先輩はやいですね。」
「ねっ、僕達のほうが早く着いたと思ってたのに。」
僕たちは先輩に話しかける。
「フッフッフッ、すごいでしょ?」
「何がですか。」
「え?」
「「「……。」」」
気まずい空気になる。
「まあ、行こうか。」
僕は二人を連れて図書館に入る。
図書館に入ると僕はこの前見つけた本を二人に見せた。
「この本に書かれていることが本当なら、謎を解けば遺跡を見つけることができると思うんだ。」
僕は本の謎について書かれていた部分を指差す。
「謎?」
先輩は不思議そうにしている。
「あっ、もしかして昨日行ったシマツナソ村ってこの本を見つけたから行ったってこと?」
ジャスパーは本を見ると言った。
「そう。この本の一つにシマツナソ村の謎ってあったから。ほかの二つは場所を一つに特定できる情報が書かれてなかったから最初にシマツナソ村に行ったんだ。」
「なるほどね。」
ほかの二つの謎はどうやって場所を特定しようかと悩んでいると、先輩が口を動かした。
「廃病院と大樹……。これもしかしてチュテレール村にある廃病院のことじゃない?」
「「チュテレール村?」」
僕はこの村の名前を初めて聞いた。
でも、どうしてその村の名前が出てきたのだろう。
「この村はたしか、村のはずれに廃病院があったはず。その廃病院が建っている場所は昔、大樹があった場所で、大樹を切り倒して病院を建てたからなんたらみたいな話があったと思う。」
先輩が言った。
「それほんと?」
「病院と大樹の両方が出てくるね。名前から見るとその村の廃病院のことを言ってるのかも。」
僕は先輩の話を聞いて、チュテレール村の廃病院のことを言っている可能性が高いと感じた。
「二人共、今度の休みにチュテレール村に行ってみない?」
〜キャラクター紹介【リリー編】〜
小学三年生でブラボーたちの先輩。
学校では別名『谷間の姫百合』と呼ばれている。
誕生日はすずらんの日で五月一日だぞ!
花言葉が好きで時間があったら花言葉についた調べているらしい。




