第十四話〜新しい仲間〜
僕は今は学校にいる。
休日が終わり、学校に行く日になったからだ。
正直言うと学校をいかずに遺跡探しのための謎を解きに行きたい。
しかし学校にいかないとお母さんに怒られてしまう。
それに僕が学校へいかずに謎を解きに行ったとしても、ジャスパーは学校へと行くだろう。
一人で謎を解きに行くのは寂しい。
仕方なく次の休日まで謎解きはお預けにすることにした。
「あっ、ブラボー!次の授業体育だから一緒に運動場行こうぜ。」
後ろからジャスパーが話しかけてくる。
「いいよ!」
僕は笑顔で返事をした。
僕は教室を出て廊下を歩き始める。
「昨日は楽しかったな。」
「ね!ゾンビが実在するなんて思ってなかったよ。」
僕たちは昨日の話で盛り上がる。
「神社にお供え物するの間に合ってよかった。」
「ギリギリだったもんな。映画に出演してる気分だった。」
二人で話していると後ろからこえをかけられる。
「なんの話ししてるの?」
僕たちは驚いて後ろを振り向くと、そこには一人の女の子が立っていた。
「えっと、誰ですか?」
僕はその女の子のことを知らなかったので尋ねてみた。
「ああ、いきなりごめんね。私はリリー。三年生だよ。」
女の子は自分の名前を教えてくれた。
僕たちは一年生。
つまり僕達の先輩だ。
「先輩!?」
僕たちは驚いた。
先輩に話しかけられたことがなかったからだ。
一年生の違うクラスの子かな、と思っていたが違ったようだ。
それにしてもジャスパーの口数が少ない。
どうしたんだろう。
「さっき二人が話してるのが聞こえてて。ゾンビとか神社って何の話なんだろうなって気になっちゃって。」
リリーは言った。
どうしよう。
伝説の事を話していいのかな。
でも人数が多いほうが楽しいしな。
「リリー先輩は伝説を知ってますか。異世界に行ける入口がどうのこうのっていうの。」
「知ってるよ。」
僕は先輩に伝説について伝えることにした。
「その伝説が本当なのか確かめるために昨日色々やったんですけど、その話をしてたんです。」
僕は正直に言った。
「伝説が本当なのか確かめる、か。楽しそうだね!私も一緒に確かめたい!いいかな?」
先輩は僕の言葉を聞くと言った。
僕は一瞬迷ったが、人数が多いほうが楽しいと考えた自分がいたことを思い出し、一緒に確かめることにした。
先輩とは放課後三人で図書館に集まることを約束した。
先輩は約束したあとどこかに行ったので、僕はジャスパーと運動場に向かい始めた。
「ジャスパーどうして口数が少なくなってたの?」
僕は気になっていたことをジャスパーに尋ねた。
先輩と話している時、明らかにジャスパーの口数が減っていたため、気になっていた。
「ブラボー、あの先輩が裏でなんて呼ばれてるか知ってるか?」
ジャスパーは言った。
「え、どういうこと?」
僕はよくわからなかった。
「あの先輩は『谷間の姫百合』と、裏で呼ばれてるんだ。」
「なにそれ?」
僕は谷間の姫百合という言葉を初めて耳にした。
「あの先輩は髪が白だったろ?それと誕生日が五月っていうこともあって谷間の姫百合と呼ばれるようになったんだ。」
「ふーん。」
「ブラボー、興味なさそうだな。」
「うん。」
僕は別に先輩が裏でどう呼ばれていようと別に気にしなくて良いと思っていた。
なんで気にする必要があるんだろう。
「あの先輩はこの学校で一位二位を争う美女なんだぞ。」
ジャスパーの言葉に僕は驚いた。
だから谷間の姫百合って名前で裏では呼ばれているのかな。
「もしかしてそれで緊張して口数が減ってたの?」
僕はすこしニヤニヤしながらジャスパーに言った。
「うん。」
ジャスパーは頬を少し赤らめた。
「ふーん?」
僕はニヤニヤしながら言った。
そういうことかジャスパー。
ジャスパーは先輩のことが怖いんだな?
たぶんだけどあの先輩いい人だと思うけどな。
【すきま話】
ブラボーとジャスパーが学校に行っている間、アンデットは入学手続きをしていたようだ。
ゾンビになる前の年齢が七歳と、ブラボーたちと同い年。
アンデットはブラボーのお母さんにお願いして、ブラボーたちが通う小学校に一緒に通うことになったらしい。




