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2 地球人類史

 1999年7月。

 この日、人類はオカルト的な予言が実現したのを体感した。



 全てはその前日。

 宇宙の彼方からやってきた人型兵器による。

 それは遠い宇宙の彼方から地球にやってきた。

 人類に危機を伝えるために。



 人型兵器であるそれは、地球よりはるか彼方にある文明の産物だった。

 そんな彼は同じ文明の産物と戦っていた。

 敵は同じ文明の制御コンピューター。

 都市どころか国家の社会基盤を制御するものだ。

 それが人類に襲いかかっていったのだ。



 これに対抗するために、人類は制御コンピューターに支配されてない機械を使って対抗。

 熾烈な戦いを繰り広げる事になる。

 だが、勢いは制御コンピューターの方にあり。

 社会全体を統括していた制御コンピューターは文明そのものと言ってよい。

 それが持てる生産力の全てを人類殲滅に向けてるのだ。

 どうしても分が悪くなる。



 それを見て人類は、一部だけでも安全な場所に避難させる事にした。

 宇宙の各地に逃げ延びた者達は、落ち延びた先で文明を再建させていく事になった。

 その為の時間稼ぎとして、人型ロボットのような兵器が制御コンピューターと戦う事になった。



 戦いは何千万年と続いた。

 その間に人類は、宇宙の各地にある居住可能な星に到達。

 文明の再建を開始していった。



 地球もその一つである。

 辿り着いた人類は、地球と呼ぶこの星で文明の再建に着手していった。

 とはいえ、他の多くの脱出者達に比べて条件は悪いものになっていた。

 準備もろくにととのわない状況で脱出した為だ。

 時間にも資源にも猶予がなかった。

 この為、必要になる機材や設備も充分に持ち出す事が出来なかった。



 更に、星を渡る長い航海の中で故障なども発生した。

 そこで更に多くの機器や情報・知識が失われた。

 長期保存されていた人々もだ。

 この為、地球に辿り着いても迅速な文明再建は出来ず。

 ほぼ原始時代からの再出発となった。



 しかも、知識や情報の多くが欠落していた。

 かつての文明を記憶していた世代はともかく、その後の世代は自分達が巨大な文明の中で生きていた事を知らない。

 せいぜい、親や祖父母が語る昔話としてしか受け取れない。

 おうおうにしてそれは、他愛の無いお伽噺扱いされていく。



 本来なら、様々な記録装置を使ってかつての文明の姿を見せる事になっていた。

 教材を使った教育によって、文明の巨大さを伝える事が出来るはずだった。

 しかし、それがない地球到達者達は、次第にかつての文明を忘れていった。

 いつしか、人類は辿り着いた星が発祥の地だと考えるようになった。



 文明再建もろくに進まなかった。

 機材や設備などがほぼ破損していて使える状況ではなかった。

 修理しようにも、修理のための機器が壊れている。

 まともに動く道具もあるが、それらで高度な機器を修復するのは不可能だった。



 更に、地球に辿り着いた人類は互いに争うようになる。

 過酷な地球環境で生き残るには、かろうじて残った機器が必要だった。

 しかし、数は少ない。

 全員に行き渡るほどはない。

 となれば、争ってでも手に入れようという者も出てくる。



 こうして互いに殺し合う中で、奪い合ってる機器を壊してしまう事もあった。

 数少ない文明の遺産が次々に破壊されていく。

 最後は遺産と呼べるものすら失い、地球人類は本当に未開の状態からの再出発をするしかなくなった。



 かくて地球に到達した人類はかつての記録も記憶も失った。

 文明の再建もほぼ手探りから始めるしかなくなった。

 作業は遅々として進まない。

 かろうじて記憶をささやかに伝えてる者達は作業を進めていくが。

 そうする意味や意義も代を重ねるごとに薄れていった。

 ただの伝承・伝説としか思わなくなったからだ。



 それでもどうにか文明が再建された頃。

 人型兵器が地球に到達した。

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