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お人好しの最強剣士  作者: 善人
1章〜転生、ユウ少年期〜
9/9

魔法の練習

すみません、誤字が多かったです。

あと、農奴から奴隷に変更しました。

宜しくお願いします。

魔法の練習に、庭の中央へとやってきた。

「よし、じゃあここでしよか!」


「いや、待ってくれ。

 ここで、魔法を放つと屋敷の人間にバレてしまう。」


「うーん。そうか。

 それなら、この外で練習しよか!」


「いやいや、それこそ無理だ。

 屋敷の外に出た途端に、首輪が爆発して死んでしまう。」


私や爺、母上には首輪がはめられている。

母上から聞かされていたが、

首輪には、魔法が掛けられており、

奴隷が屋敷の敷地外に出ると、爆発する仕掛けになっているそうだ。


「なんや、そんなもん壊したるわ。

 ちょっと、待っといてな。」


そういうと、トラから光が発したかと思うと、

付けられていた首輪がパキッという音と共に、

二つに分かれ、外れ落ちてしまった。


「なんと。こんなに感単に外れるとは…

 ただ、外したのがバレてしまうとまずいな。」


「それなら、魔法を無効化した上で、

 もう一回付けといたるわ。」


トラの身体が光り、首輪が元通りに首元へと戻った。


「これで、もう外へ出ても大丈夫やで。

 掛けられてた魔法は外したさかいに。」


「さすが、神の眷属だけはあるな。

 懸念事項の一つがこうもあっさりと、外されるとは。」


「こんなもん、大した事はないで!

 じゃあ、外に行こか!」


トラは、塀の上に飛び上がった。


「この塀の上まで来れるか?

 来れへんかったら、浮かび上がらせるけど。」


「いや、大丈夫だ。

 このくらいの塀ならなんとかなる。」


そうは、行ったが前世の身体と違うので、

本当に行けるかは、不安が残る。


だが、今の身体能力を把握出来る機会でもあるので、

思い切って、塀に向かい跳んでみた。


「クッ!」


ギリギリ塀の端に片手が届き、なんとか塀の上に上がることができた。


「へー!やるやんけ!」


「まだまだ、鍛え方が足らないな。

 これから、もっと頑張らなければ。」


毎日、重い荷物の運搬をしているおかげか、

足腰は鍛えられている様であった。


とはいえ、まだまだ発展途上ではあるのだが。

そして、屋敷の外へと出た私たちは、近くに開けた場所があるのを見つけた。


「よっしゃ!ここでやるで!」


いよいよ、魔法の練習か。

私は、自分でも少し興奮しているのが分かった。


「宜しく頼む。早速だが、どうすればいい?」


「お!張り切ってるな!

 ええで! 

 じゃあ、自分が魔法を使う想像をしてみるんや。」


魔法を使う想像?

魔法とはさっき見たものが、初めてだったので、

あの火の玉ぐらいしか、思い浮かばない。


手を前にかざし、火の玉を自分が使うイメージをしてみた。

すると、大きい火の玉が自分の手から出た。


ドーン!


地面に着弾し、轟音と共に、大きな穴が出来ていた。


「ちょっと、威力がデカすぎるな…

 まあ、でもええわ!

 魔法を使う感覚はそんな感じや!

 普段使う時は、もっと威力を抑えるんやで。

 そうじゃないと、地形が変わってしまうわ!」


「まさか、こんなに威力が大きいものとは思わなかった。

 魔法とは、凄いものなのだな。」


「まぁ、魔法が凄いというより、

 ユウの適性が凄いんやけどな。」


そんなものか。

さっきの音を聞きつけて、屋敷の人間が様子を見に来るかも知れない。


「屋敷に戻った方が良いな。

 さっきの魔法の音を聞きつけて、人が来るかも知れない。」


そうトラに言うと、

「分かった!じゃあ、急いで戻ろか!」


そう言うと、私達は駆け足で屋敷へと戻るのであった。



 







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