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お人好しの最強剣士  作者: 善人
1章〜転生、ユウ少年期〜
6/9

最初の人助け

数日経ち、歩ける様になるまで回復できた。


その間、母上と爺さんの名前や境遇を知ることができた。

母上の名前は、ユリア

爺さんの名前は、サムというらしい。


母上の実家は、既に無くなっており、

私の父である、夫も死亡して家も無くなっていることから、

家名もなくなり、頼れる人は爺だけらしい。


爺は、死んだ父の家にずっと使えていたそうだ。

それこそ、私の祖父の代から。

家の執事として活躍していたそうだ。


今、私達が住んでいる家の主人は、

ジャン・ベリー男爵という。

奴隷として売り出されていた、私達3人をまとめて購入し、

この小屋に私達3人を押し込めていたのだそうだ。


主に仕事は、この家の雑事全般をこなしているのだが、

私は、ジャンの息子であるギル・ベリーのサンドバッグとなっている。


母上が自分の意思でジャンの妾となれば、

サンドバッグから解放されるらしいのだが、

卑劣なジャンに何をされるか分かったものではない。

身体の弱い母上は、最悪、壊れてしまうだろう。


だが、母上は私の為であれば、死んでも構わないと言い出し、

妾になろうとしている。


今は、なんとか爺と2人で思い留まらせているが、

今後、どうなるかは分からない。


早く、私自身が強くなり、この家から3人で逃げだし、

母上と爺を今よりも、まともな環境へ連れて行かなければならない。


どうやら、最初の人助けは、爺と母上をこの家から助け出すことだな。





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