「俺」の中学時代
俺は感情移入しやすい。初めてそう思ったのは中学生の時だった。
アニメが好きで色々な作品を見漁っていた頃、1つの作品に出会った。その作品は、頭脳明晰な主人公が数々の「気になる」事柄を独自の推論を立て、同級生たちを次々と納得させていくというものだ。そんな主人公の「やらなくてもいいことならやらない。やらなければいけないことなら手短に。」という省エネ主義の精神に衝撃と感銘を受けた。何かある度に「俺、省エネだから」と友人に言い放っていた約1ヶ月間は、俺にとって立派な黒歴史である。また、中学時代の俺はバトルアニメを見れば、狭い部屋で木刀を振り、筋骨隆々な身体に憧れもした。そんな風にキャラクターになりきることを「憑依」俺はそう呼んでいた。たが、そんな闇の時代を無事に抜け出した今は、立派な高校生だ。
これで、少しは俺の人となりをわかってもらえたことと思う。この物語は、そんな俺の日常を書き綴った日記のようなものである。
はじめまして「鳴らしの」と言います。普段本を読まない私が初めて小説を書いてみました。まだプロローグのようなもので少ししか書いていませんが、気が向いた時に続きを書き進めて投稿できたらな、と思っています。よろしくお願いします。