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日常の崩壊

ここは何処なのか。

どの時代なのか。

過去か、未来か、現代か。


そもそも、これは現実なのか。


   * * * * *


日常というものは実に退屈な代物だ。

お偉方は日常のありがたみを知れと口酸っぱく言ってくるが、失ったこともないものを有難く思うことなどできるはずもない。

結局のところはそれもただの理想論でしかなく、そういう人はごっこ遊びをしているだけである。


とまぁ、ここまで書いてみたが、あまり誤解はしないでいただきたい。

はたから見れば自分はナルシストのような変人に見えるかもしれないが、ただたんに変な妄想(?)をすることで退屈を凌いでいただけである。

というのも、今は学校が終わって帰宅するために電車を待っている最中なのだが、いつも読んでいる本を学校に忘れてきてしまったので暇で死にそうになっていたのだ。

しかし、退屈凌ぎのための妄想で退屈な日常について考えているのでは、本末転倒であった。


また、退屈になってしまった。


小学の頃はよかった。見るもの、出会うもの、何もかもが新鮮だった。

中学の頃もいくらか色褪せたものの、キューブリックの映画などのおかげで楽しむことができた。

だが、高校に入ってからついに世界から色が無くなってしまった。

前述したいつも読んでいる本も、実は暇つぶしの効果はあまりなく、ただ何もないよりかはましだと思って読んでいただけなのだ。


"まもなく、4番線を列車が通過します。危険ですから、黄色い線の内側までお下がりください。"


列車の通過を告げるアナウンスが流れる。

それにしても、このホームはいくら何でも人が多すぎるような気がする。

おかげで黄色い線のギリギリのところに立つ羽目になっている。

通過があるならもうちょっと後ろに下がりたいものだ。

まぁ、今はちょうど帰宅ラッシュの時間帯だし、仕方ないのかもしれないが……。

その時だった。


"ドンッ"


背中に何かがぶつかり、バランスを崩してしまった。

その先は、線路。

それも、もうすぐ通過列車が来る線路だ。

そのまま線路に落ちた。

ふと右を見ると、列車は数十メートルのところまで来ていた。


今ならまだ間に合う。

そう思い、急いで走り出した。

が、砕石(バラスト)を踏んでしまった。

足が滑る。

またバランスを崩し、その場に倒れる。


ブレーキの音、ホーム上の客のざわめき。

それらが嫌というほど頭に響く。

頭の中が白に染まる。


そして、静寂。

最初に東方projectの二次創作などとほざいておきながら、東方要素が0になってしまいました。

すんません、許して下さい(何でもするとは言っていない)。

次回からはしっかり入れていきます。

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