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主人公カード引いてしまって頭がおかしい。

『翔!アタック!』

『おう!』トリャァァァアアッと、盛大に声を上げ、

凄いスピードで疾風のごとく駆け抜け

ドラゴンに剣先を突き立てて.......。

『こら!翔ー!朝よー!起きなさぁーい!』

俺の勇姿を母親の声が邪魔した。

なんだ夢か...なんて思いつつどうせ俺には主人公カードは回ってこないと、朝から煩い蝉の声と太陽を

背中で感じつつ俺は思った。

まぁ、そんなことより、あと10秒以内に降りないと母親から怒声が聞こえそうなので慌てて降りることにした。

急いで白米を口につっこみ、普段の2倍速で着替えて外に出た。

我ながら寝坊するとは.....不覚だ。

慌てて駆け抜ける通学路は、いつもと変わり映えしなかったのだが、なんだか嫌な予感だけが頭をうろつく。

すると、俺の心配を嘲笑うかのように、目の前に今まで見たことがないようなイナズマが直撃した。

ありがとう母さん。今まで育ててくれて。

ありがとう。俺の人生。短かったけど楽しかったぜ。

だなんて心の中で言ったんだが、そんな俺の心配は杞憂だった。

目の前には少女が立っていた。

いや、訂正しよう。俺と同じぐらいの歳の、高校生ぐらいの美女が立っていた。

琥珀色の目にセミロングの茶色味がかった髪。

キュッと引き締まったウエスト。抜群のスタイルにローブのような、少し露出度高めの服を着た女子がいた。

『すいません。私のご主人様ですか?それとも許嫁様ですか?それとも家畜ですか?』

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