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勇者を断ってみました  作者:
始まり
2/3

日常は突然に終わる

一話一話は短いです。



ーーそれはいつもと変わらない日常だった。


「田中君、また変な本読んでるの?」


話掛けてきたのは中村愛莉(なかむらあいり)。少し垂れた目に、ふわっとしたロングヘアという癒し系の彼女は、学年に必ず一人はいるアイドル的存在のクラスメイトだ。


「変な本とは何だ。これはラノベというちゃんとした小説だ」


だが、いくらアイドルだと言っても俺が読んでいる本を『変な本』と言うのはおかしいだろ。


「だって表紙に女の子が描いてあるだけなんだもん」


く…それは反論出来ない。確かにこの表紙ではただの怪しい本だ。ブックカバーでも付けてくるべきだったか。と、そんな反省をしているところにいつもの二人組がやって来た。


「どうした愛莉?コイツになんかされたのか?」


第一声から失礼な言葉をかまして来やがったのは高宮光明(たかみやみつあき)。茶髪の爽やかイケメン。以上。これ以上は紹介したくない。


「そんな奴に構っていると中村の成績が落ちてしまうぞ」


これまた失礼な言い草をして来やがったのは佐竹充(さたけみつる)。自称クール(笑)でメガネを掛けている小難しい小説とかが似合いそうな男だ。なにかと俺に対して嫌味などを言ってくる。コイツに嫌われるような事をした覚えは全く無いんだが。


「む、そんな事ないもん。田中君は少し変なだけだもん」


…中村、かばってくれようとしてくれたのはありがたいが、それはフォローになってないぞ。

なんて、ありきたりな会話をしている時に、『それ』は突然起こった。


「うおっ!?何だこれ!?」


なんか俺、光ってるんですけど。

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