第七話 名案 〜good idea〜
前回の魔軍創生は?
お腹が空いた。
ミミズが拗ねた。
「はふぅ、御馳走様でした。」
隠れ里にやって来た俺たちは、村長の家で食事を頂いた。
結界の事が気にはなったが、魔王の花嫁でさらに加護を持っているからか、普通に通る事が出来ました。
「大したお持て成しも出来ませんで、申し訳ありません。」
こちらのかしこまった長身の男性、なんとエルフしかも【ハイエルフ】でいらっしゃる。
最初見た時、自分が異世界に来たのだと改めて思い知らされた。
「こちらこそ、突然お邪魔して、その上食事まで頂いたのですから、ありがとうございます。」
「我々は、魔王様に助けて頂いた身、その御恩は返しきれないほどです。」
更にあらたまる村長、一般人の俺としたら逆に居心地が悪い。
「そういえば、先程の人集りは、いなくなってしまったようですが?」
「皆、物珍しかったのでしょう、何分娯楽の少ない村ですので、あのままではゆっくり食事も出来ませんでしょう?下がらせました。」
村長の心遣いが、ありがたい
「それは、重ね重ねありがとうございます。物珍しいのは、私も一緒です。少し見学させて頂いても?」
異世界のしかも隠れ里、wktkが止まらない。
「どうぞ、お好きなだけ、他のもの達も喜びましょう」
村長のお許しも出たので、村の中を見て回る。
「うぉぅ・・・、幻想世界だ・・・」
そこには、映画やゲームの中でしか見たことない幻想的で、雄大な景色がひろがっていた。
「どうじゃ?物珍しいかのぅ?」
ガンじぃの声が背後でした。
いつの間にか4人がそばに来ていた。
「どこに行ってたんだ?」
俺が質問すると、
「「「「所用」」」」
4人が同時に答えた。
「腹は膨れたか?」
フィリーが聞いてきたので、
「バッチリだ!、だが肝心の問題が解決してないんだよ・・・」
フゥっと息を吐く
魔王を復活させるには、強力な魔物がいる。
強力な魔物を生み出すには、強い魔素がいる。
強い魔素を供給するには、魔王を復活させないといけない。
魔王を復活・・・・・・。
完全な堂々巡りにまた気分が落ち込む、
4人も名案が浮かばないのか、何処と無く落ち込んでるようだ。
「まってよぉ〜」「こっちこっちおいてくぞ!」
遠くの方で、子供達が元気に遊んでる、
世界が変わっても変わらない風景、
「あ〜、もっと簡単にうみだせたらなぁ?」
俺の何気ない一言にガンじぃが、反応する。
「ゆかり、おぬし今なんと?」
「ん〜?簡単に産み出せたらいいのに?」
俺は映画やゲームて母胎が魔物を次々と産み出すイメージをしていたが、思念の共有で伝わったか?
「そうか、その手があった‼︎」
ガンじぃが閃いたとばかりに説明してくれる、その内容はとんでもないものだった。
スライムの提案は、
主人公に試練を与える
過酷な運命が今回り出す。
次回、
論争 〜dispute〜
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【ナビィ】の蛇足と補足のコーナー
Q〉快感を失っているのに、どうして主人公は、満腹感を感じる事が出来たのですか?
A〉村長の家の食事ですが、実はゆかりは満腹感を感じていません。
過去の記憶の再現で満腹感を感じていると錯覚しています。