嵐の前の静けさ
涼樹達が通う高校は普通の高校ではない。いや、普通という存在からは対極の関係にあるといっても
過言ではない。
要するに、魔術をカリキュラムに汲み入れた高校である。さしずめ魔術師育成高校というべきだろう。
今日の魔術師の威力は戦略兵器と同等のあつかいだ。また、細かい命令や状況判断ができること考えれば遥かに使い勝手が良い。
当然、そんな化け物じみた魔術師は早々はいない。この高校でも「10年に1人出るかでないか」と
いったところだ。
魔術に必要な主な力は3つある、1つは演算能力、これがないと術が発動してもどこに行くか
わからないからだ。2つめは暗記力魔術のスペルは長いものが多いよって暗記力も必要だ。
3つ目は精神力だ。これが1番難しいとされている。常に冷静さを保ち、
技を具現化させなければならない。
3つ目はともかく、1、2個目は現行の義務教育で賄うことができる為、魔術の教育は高校が
最初となる。なにより3つの力を習得していないものが使うと暴発するからなのだが、
これは一般的には伏せられている。暴発すると言えば、生徒は集まらないからだ。
涼たちは粛々と入学式を終えた後、身体検査 とういう名目の適正テストを受けた。
魔術とは、自分の得意な色に偏るらしい。それを今後の教育に生かすらしい。
具体的には、攻撃、補助、回復がそれぞれ、赤、青、緑色が、あてがわれている。
ごく例外的に、金色の万能型がいるらしいが。
彼らの番になった。まず、三神は希望どうり赤_つまり攻撃型だった。
涼の番が来て検査が終わったらしい。しかし彼の名は呼ばれない。じれて奥を覗いてみると、
数人の教師が首をかしげていた。
長々と説明をすいません
なるべく魔術というものを違和感なくしようとするとこうなっちゃいました。
次回はいよいよ能力がわかるとおもいます。ページ数が心配ですが。