どうって言われても
掲載日:2026/04/25
思わず知れず、私は好かれていたらしい。
「……どう、でしょうか」
高校の同じ部活の後輩、たしかに私にとって弟みたいな幼馴染だ。
でも、それがそんな風に思っていたということを、こうストレートにいわれると何か恥ずかしさすらわいてくる。
「えー、じゃあ、こうしようか」
はいさようなら、と言いたいところをこらえて、それでも私は一つの提案をする。
告白を受けて、どうにかぐるぐる頭の中でだした結論を私は彼へと伝える。
「あなたが卒業するまであと2年間。その間、私への気持ちが揺らがなかったら付き合ってあげるわ」
「ほんとうですかっ」
きらきらお目目で見てこないでほしい。
でもこれが私が出した結論だ。
問題は先送りするに限る。




