06.授業とは難しいものなんだね、
朝になってしまった。朝はスッキリ綺麗な空気で好きだ。だけど日によっては起きれない時もある。元気が出ない時があるのだ。
今日は初めての授業で緊張……ほぼ寝れなかった。元気が出ない。はぁ、緊張…
そう思いながらご飯を食べて用意をして学校に行く準備をした。
地面を向きながら歩いていると石ころに引っかかって転けた。もう一回転するレベルでずっこけた。
「運が悪すぎる、!!!!!!!あーー」
そう叫んでダッシュで学校に向かうことにした。
学校に行く途中の問題は猛スピードで解いて突破した。同学年の先生が見えた気がするが気のせいにしておこう。
*****
「ようやく着いたぁ。やっぱでかいな学校は。」
と考えながらとても大きい像の前に立った。
僕の像が飾られてて嬉しい気持ちになっていた。
「あ!!夜屋先生!おはようございます!!」
オレンジ色の髪で少し寝癖がついているがそれがピコピコ動いている久志舞が元気な声で挨拶をした。よく朝から元気でいれるなと感心した。
「ああ、おはよう!久志さん。」
「あ!先生もやっぱりダークリボンが気になるのですね!!わかります!そうですよね当たり前ですよね。やっぱ一番天明神の中でかっこいいですよね。戦っている姿はいつも笑顔らしいじゃないですか、もう泣きそうです。カッコ良すぎて、はぁダークリボンはいつも舞に元気を与えてくれる…」
そう胸の前で両手を組み泣きながら尊敬の眼差しで像を見ていた。
思っていたよりも変な人なのかもしれないとつい思ってしまったが仕方がない。うん。
「……ああぁ、そうか、そうだね。うん。僕もそう思うよ。」
「ほんとですか!!あまり共感してくれる人いないんですよね。他の天明神の方がいいとか、……まぁ確かにあまり姿を見せないとか言われてるので仕方がないってのもあるんですが。」
「なんかごめん。」
「え?」
「いやぁなんでもない!時間があればまた話そう!あ!遅れちゃう。先に行くね。」
そう逃げるように行ってダッシュで職員室に行った。
ちょっと恥ずかしくなって赤面しているだろうなと思いながら。あと、もう少し姿を見せるよう努力できたらするよとも思った。
*****
キンコンカンコーン
「みんな国語の授業だよ。今日はね、今年の目標ってのを決めてもらうんだ。何をすべきかを可視化するためにね。」
「えーめんどくせぇ。」
「そんなこと言わないでぇ、、僕初めての授業何をすればいいのかわからなくてぇ。」
そう言って涙目になってしまった。
「始まった。わかった、わかったから一旦落ち着いて下さい先生。」
みんながこんなんが先生でいいのかと不思議に思ってしまう。自分たちの方がちゃんとしてそうで……
そうみんなの気持ちが一致したところで配られた紙に書き始めた。人によっては魔法上達や回復魔法習得、ダークリボンに会う!とかだれか書いたかわかりそうなものもあった。
「今年の目標はあとで見せてもらいます。達成できるように日々の努力を怠らないように。」
カッコよく締めてこの授業は終わった。
*****
「あの!鬼丸先生!授業を見させていただけませんか?」
「あぁ。いいが、俺の授業はあまり参考にならないかもしれないぞ。」
「大丈夫です!経験として見させていただくだけです!」
「あぁ。次の授業2年3組で授業をするからついてくるがいい。」
「はい!」
そう言って先生の後ろを小動物みたいにちょこちょことついて行った。
テクテクテクテク
*****
「おい。早く起立しろ。おせーぞ。」
みんながいそいそと明日から立ち上がった。やっぱ怖さというのは名前の通りにでるんだな。ふぅ。これを耐えての一人前ということか!さすが先輩!
「あの後ろの夜屋先生はなんであんなにキラキラしてるんだろ」
「よからぬことを考えてそう……」
「俺の名前は鬼丸真一だ。好きなことはコーヒーを入れることだ。よろしく。あと、今日は夜屋先生が見に来ている。初めての授業たが気を張って勉学に臨め」
ありえないほどの簡単な挨拶。僕が言うなって?へへ。すまん。僕だってちゃんとやりたかった!仕方がなかった!!
最初は普通に授業が始まった。コツコツと黒板にチョークを使って説明しながら数学の公式を書いていく。問題もわかりやすく解説していてたまになる授業だと思った。
なるほど。こういうふうに教えたらいいんだなと感心していた。しかし、事件は起こった。
「おい。そこ。小山寝てるぞ!起きろ!」
肘をつきながら頬に左手を当てながら寝ていた。
鬼丸は持っていたチョークを投げた。ビューンと音がして小山の額にあたりいてえええええという悲鳴が響き渡った。赤くなって腫れている。
「次寝てるやつ3本な。」
ありえないほどの威圧を放ちながら生徒たちにそう言った。
だが、、事件は起こった。
「おい。林、寝てる。起きておけ。」
やっぱ寝てしまう人はいるようだ。数学の内容が難しいので理解に必死で疲れてしまうのだろう。
投げようと振りかぶった瞬間鬼丸の持っていたチョークが滑り、誤ってチョークを夜屋のいるところに投げてしまった。
「夜屋先生!危ない!」
そう誰かの叫び声が聞こえた瞬間夜屋は
右手で指と指の間に白黄色、赤の3本のチョークを挟んであくびをしていた。そして急にズンズンと歩き出し
「鬼丸先生!!名前の通り怖いですね!!生徒にチョーク投げるんですか!びっくりしました。だけどもったいない!チョークが。投げるのは辞めた方がいいと思いますよ。まぁ投げるとしても遅かったらダメですよ。もっと早く投げないと取られてしまいます。はいこれ3本返しますね。」
そう言って立ち上がって先生の前に行ってチョークを渡した。
「「先生……」」
そんな声が生徒から続々と聞こえた。何かおかしなことをしただろうか?そう思い、元の場所に戻った。




