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寂しさを埋めるには

作者: yuacha



外はすっかり荒れて、季節は冬になった。

毎年のことだが、冷え性の私は寒さに慣れることもなく、今日もまた体をふるわせながらベッドに入った。


1人暮らしをするようになってからか、それとも携帯を持って知らない人とメールをするようになってからなのか…

夜になって誰かとコンタクトをとらないと、とても不安になるようになった。

誰かと常につながってないと、孤独でおしつぶされそうになる。

1人になるのが嫌だしとても寂しい。

単なる過度な寂しがり屋なのかもしれないってのもあるけど…


だから私はいけない、と思いながらも今日も掲示板でメル友を募集する。SNSサイトで知らない人とメールのやりとりをする。


その中で1人、とても気が合い、私と同じく寂しいという人とよくメールのやりとりをするようになった。


私は1人暮らしの大学生で彼は東京で寮に入り毎日仕事をしている。

私の住んでいるところとは少し距離があるが、彼の実家は、私の今1人暮らししてる場所に近いということで話もよく弾んだ。


彼は夜勤だったので生活がずれているが、彼となるべく多くメールしたいっていう思いが強くなり頑張って遅くまで起きてたりした。

そんなことが続いて1ヶ月が過ぎる頃…


「会いたい」って言われた。

私も好きになってたし、彼が会いに来て泊まるということで承諾した。




高校の頃は恋愛に無頓着だった私。

まわりは彼氏作って、初体験もするのが普通だったのに。

勉強とインターネットと食べることしかしないグータラな毎日。

だけど性欲だけは強かった私。

エロサイトみて家族に白い目で見られることもあった。

けど関係ないし!って感じで好き放題してた。

こんな田舎にいたら彼氏もいらんわって思ってた。

けどずーっと彼氏いる友達うらやましかったんだよね。

キスしたり手つないでデートしてプリクラとって……

恋人としてて普通のことをしたかった。けどこんなデブスにできるわけないから諦めてたし考えたくもなかった。

けどふとした時にうらやましくなる。

本当に本当にうらやましかった。


私がこうなるためには?


春休み利用してわかるっきゃないじゃん!



だから、大学に入る前にダイエットして化粧をして髪を染めてパーマにした。

変わって、新しい自分になりたいと思った。過去の自分なんて無いものにしたかったんだ。


大学では新しい自分で生きる。

ずーっと欲しかった彼氏も作りたいし、サークル、バイトとすべて楽しみだった。


けど現実はそんな甘くないんだよね。



入った学科は女しかいない。

バイトは女しかいないケーキ屋。

サークルも女しかいない。

高校のときみたいに出会いなんかなかった。

しかも田舎。


ナンパ?


んなのされる雰囲気もねーよ


駅までバスで1時間。

車はない。


友達とはカラオケしか遊ぶとこがない。



だから自然とインターネットするようになり、休みの日は部屋に引きこもり気味になった。

まわりの友達と彼氏ほしいって叫ぶ日々。


毎日サークル☆バイト忙しい♪

彼氏とラブラブ☆☆


なーんてマンガの見過ぎだったみたい。



だけど…だけどね……

あたしの彼氏ほしいって欲求は強まってくばかり。


そんな時に掲示板のメル友・SNSでの知らない人とのメールのやりとりを覚えた。


1回覚えたら猿みたいにやりまくる。

あ、もちろんメールをね☆


それから少しして出会ったのが彼だったの。




彼は、私がずーっと欲しかった彼氏になるかもしれない。手をつないだりキスしたり、そんな欲求を埋めてくれるかもしれない。


もちろん彼のことはそんなこと関係なしに大好きだよ。





実際あったら、いきなりキス。

そしてエッチした。


初めてだったけど、痛くなかった。

もっとしたくなった。


処女だから大切にってのあるけどあたしは何も思わない。

だからエッチした。


けど痛くもなければ気持ちよくもない。

相手が出すもの出したら終了。


へ〜こんなもんか



これが感想



彼は2泊してったけどほとんどエッチしかしなかった。


筋肉痛になった。



約2週間後にまたきてくれて同じことした。



けど帰ってから4日後。



突然別れがきた。



なかなか会えないの辛いから別れる



だってさ。



そのときはあたしショックで泣いて訴えたけどダメだった。


あっけなく電話きられて終わった。



今思えばヤリ目に近かったんだよね。

けど私はあたしは何もわかってなかった。


まさか終わるとは思わないから死にそうになった。




そしてその寂しさを埋めるために



今日もメル友を探す





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