表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/5

カレン編4 解き明かし前

事件から数時間が経ち辺りは静けさを取り戻し始めた。

私は事件の全貌を知りたいという気持ちに押しつぶされそうになっていた。

いつもより走る足に力が入っている。

その方向は檻へ一直線である。


現場にたどり着いた時には、カレンは教師に囲まれていた。

尋問されているかのようだ。

必死に無実を証明しようとしているのか、手を大きく使って何かを説明しようとしている。

しかし、教師は早く問題を片づけたいのかカレンの言葉全てに首を振っていた。


「カレン!」


「アマネ!」

その言葉は助けを求めているかのような声であった。いつもとは違った震え声であった。


「君は関係ないことだ。もう遅い家に帰るんだ。」

教師たちは両手を前に出し、私が近づくことを制止してきた。

それでも親友のために私は行動をとることを選んだ。


「カレンと話をさせてください。」


「ダメだ。」


「なぜですか。」


「逃げる恐れがある。」


「そんな人ではないです。」


「それでもこの事件には被疑者が1人しかいないんだ。カレンにはそれ相応の処罰をしようと考えている。」


「カレンはやっていないです。」


「その証拠は?」


「うっ…」


「では、カレンはしばらくの間学園で拘束する。」


カレンは教師たちに連れられその場からいなくなってしまった。

彼女のあの表情から察するに、無実である可能性は高い。

真犯人は他にいるはずだ。

このままは七人の令嬢の力で魔王を倒せなくもなる。

「ああどうすればいいんだ。」

どうしようもなくやるせない気持ちだった。

カレンの立場に立つと涙があふれてきた。


その場で茫然として数分が経った。

気持ちの整理がついてきた。

下を向いていては何も変わらない。

上を向け、上を向くんだ。

ここは人通りが少ないと言っても教室はあるんだなあ。

まあそりゃそうか。


「はっ」


分かったかもしれないこの事件の犯人。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。





よろしければ、ブックマーク登録、広告下の☆☆☆☆☆から評価をお願いします!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ