不死の始まり④
前回と同様スマホの方は横画面を推奨します。
『フッフッフ…気づきましたかぁ?
これからあなたにはその銃を使ってとあるゲームに挑戦してもらいますよぉ…』
ゲーム…?銃を使って…?
危険な匂いしかしない…
『早く銃を拾いなさい…私はあまり気が長くないのでねぇ…
拾わないのであればまた電気を流してあげますからねぇ…?
フッフッフ…どっちがいいですか?』
ゲームは絶対危険だし…!でも、電気を流されるのも嫌だ…!
あぁ…!早くしなきゃ!
もう拾うしかないよ…!
私はこれが地獄の始まりとは知る由も無かった……
『フッフッフ…律儀に拾う姿もなかなか悪くないですねぇ…
さぁ…ゲームをはじめましょう!』
銃を使ってなんのゲームをするんだ…?
『あなたも質問したいでしょうし、声が聞こえるようにしましょうか。』
「このゲームは何をするんですか?」
『あなたってそんな声をしていたんですねぇ
フッフッフ…どうでもいいことですが…』
『では、ゲームの説明をしましょうかぁ…
今からあなたにはロシアンルーレットをしていただきますよぉ…
その銃には六発中五発がはいっていんですよぉ』
「弾がが当たらなかったらいいんですね?」
『六発中五発を当ててもらいます!
アッハッハッハ!あなたも面白い冗談が言えるんですねぇ!
馬鹿かぁ!!
そんなことしてなにが楽しいと言うんです?
あなたの能力があるんです、それを生かさない手はないでしょう?』
突然の男の激高に固まってしまう。
金縛りにあったように少女の体は動かなくなる。
六発中五発当てる…そんなことしたら…
そうか…私は不死だった…
「私の不死の力で遊ぶつもり…?
私は遊びにこんな力…」
『だからぁ…実験と言っているでしょう?
遊びならもっと派手にやってあげますよぉ
フッフッフ…遊びでなくてよかったですねぇ
もっと危険なことをするところでした…』
『では、早速始めていきましょうかぁ…!
その銃を側頭部に当ててくださいねぇ…
あなたも痛いのは嫌でしょう?死ぬなら一発の方がいいとおもいませんかぁ?
別に痛い思いをして死にたいのであれば喉や心臓の前でもいいんですよぉ?
あぁ…言い忘れていましたが、一発ごとに必ず死んでもらいますよぉ?
でないと意味が無いですからねぇ…?』
本当に狂ってる…逃げ出せるなら今すぐ逃げ出したい…
そして、地獄のゲームは開始されるのであった。