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ソフィおやすみ、おでかけする??

「ね、リン? 私だってホントはスゴイんだよ―? 

 たまたまリンが強すぎて、徹底的に

 やっつけられちゃっては いるのだけれど…っ…!」


 褒めて褒めてオーラを出してくるソフィア!

 ―――しかたないので、頭なでなで!?


「えへへー♪」

「え、もういっかい……??」


 今のもしかしたらソフィのことだから

 マグレかも しれなかったので、


 ほんとはもっかい、今度は迫ってるら

 しい本体に突撃して行って欲しい……??


 

「うんっ!

 うんっ!☆」


 るるる☆

 ―――まぶしいキラキラ笑顔!

 ―――あれれ、嫌がるかと

 おもったったのだけれど。

 

 褒めて褒めてオーラを ふるふる出して、

 もっかい私に撫でられてるのを

 激待ってるふうなソフィ!!

 

 雰囲気に負けて、ソフィが私の言葉

 都合よく勘違いしてるのは

 突っ込まない!(突っ込めない!)



 

「う、うう……?

 ソフィ、えらいねー??」

「ふわわわ~~☆☆☆」


 ……うん、そんな しあわせそな笑顔

 見せられちゃうと、ちょっと

 強く言えないよ!!


 

 うるうる目を細めて、るいるい!

 身を よじって嬉しがるソフィ!!


 ……かわいいっ!



 

「「「おおおおおおおお!!」」」


 ものすごくハイテンションな、

 ウラウラ野太い声の傭兵軍団。

 ……何やこいつら……ッ!??



「あの少女、魔王さま直々に

 お褒めいただいてる!!」

「あんなに小さい子供でも、

 先遣隊3,000の兵を瞬殺できるのに、

 我らが本体を駆逐できないハズはない……ッ!」


「オレも ほめられてー~!!!!!!」

「ヤロウども~! 何としてでも

 今日中に結果出すぞ~!!!」

「「「オオオ~~!!!」」」



 何故かめっさ盛り上がって、駆け出してる!

 正規兵さんとリムドさんが

 馬に乗って慌てて追いかける!!

 

「……つか、馬で追いかけてるのに、

 なかなか追いつけなくね……??」


 ぐんぐん遠ざかってく人たちの

 後ろ姿を、他人事みたいに眺める。

 

 

「ええ♪ われらが愚連隊は、熱狂なる

 幸福まおう教の信徒たちですから、

 大いなる加護が与えられてます! 

 

 そんじょそこらの野生ごときには、

 追いつけない高みに居るのです……ッ!!」

 

 ……うん、なぜか力説してくれるライラさん。

 ……いや、なぜかじゃなくて、そこに

 ライラさんが居るから、なんだろうな……??

 なにかちょっと諦めに似た

 気持ちを感じてしまったよ??




「えへへへ……(コト)」


 私の腕のうちで嬉しがってたソフィは、

 満天の笑みのまま、寝落ちする。


 ……うん、今日は満点

 なんじゃないかな??


 

 ◇

 

 

「さあ みなさん!

 今日は今日は完全勝利の、

 前祝いなのです!!」

「「「わー!!☆」」」


 完全にお祭りムードの貿易都市イスエル!!

 ……うん、こんなに緊張感

 無くていいんだろうか??


 ちょっとソフィ安心して預けら

 れる人見当たらなかったので、

 

 ちょっと思うトコあって、ソフィに膝枕して、

 はしゃぐ人たちを甘い冷えた飲み物

 片手に、ぼううと眺めてる!

 


 ―――私くらい強い信頼できる人が

 そこらに転がってれば、文句

 ないのだけど……??

 

 

「ご主人様! それは、まさに

 私のことでしょーかっ??」

 

 初対面の人の声が、真後ろから

 突然掛けられる……ッ!!


 ……そうだ、この人が

 居たんだっけ??

 

 

 

======




「ひーちゃん??」


 気配を殺して私の真後ろまで迫れる人間が、

 この町に5人も6人も居るハズがない。


 朝から見かけない(頭の中で話しかけて

 こない)と思っては居たのだけれど、

 まさか私の最初の頃の願いを聞き入れて、ほんとに こうやって目の前に現れるとは思わなかった。



「具現化したのは良かったのですが、

 街中で裸だったので、服の調達に

 手間取りました……!」

 

 ……まさかとおもうけど、朝から昼過ぎまで、

 ずっと手間取ってたわけじゃないよね??


 

「……」

「……」

「……それはさておき!

 この姿もなかなか悪く

 ないでしょう!?」

 

 ……あ、話題変えてきたっ!


 ―――元ひしょーは、体のパーツ

 自体は私と似ているのだけれど、

 髪と目はわたしと違ってクロだ!

 

 ……つか、あんたも ひぃも幼女なのね?

 ―――ほんと、誰の趣味なんだかっ!

 

「うう……、

 リンさま……??」

 

 いやいや!

 ……いやいや?

 

 あれちょっと、自信

 なくなってきたよ?

 


「今度お好きかどうか、

 試してくださっても

 いいのですよ……?」

 

 ……はて、いったい

 なにをするというのだろう?

(ひぃ、あやしい笑みを浮かべてる)

 



「それ、めずらしーね?

 西洋の神秘ってやつ?」


 ……気になってので、聞いてみる!

 行ったこと無いけど西洋には、黒髪の人が

 多いと 一度人づてに聞いたことがある。

 

「魔力収集・変換効率を考えると、

 この方の金髪より、黒髪のほうが

 よいと判断したのです……!」

 

  何か張り合ってくる ひぃ!

(……つか、ひしょーの名前的に

 わたしが悲鳴あげてるよにしか

 見えないな、これ……っ!?)

 

 ソフィは このあたりだとよく見かける、

 金髪に青い目、肌は白い。

 いかにも東洋ってかんじ。

 

 ―――つか、ひぃのその発言って、

 わたしも地味にディスってね?


「いえ、わたくしはリン様のこと、

 世界で一番の美しいと感じております!」

 

 ほーん?

 

 ……わたし? わたしは

 銀髪に赤目ですが、なにか??

 

 

「まおうさまっぽくて、つよそうで!

 荒々しそうで! すってき です!!」

 

 ……まあ、ソフィとか魔術系の知識ある

 見る人が見たら、一発で夢魔スクブ

 分かる容姿なんだろうねー?


 両親も兄弟姉妹も、みんな銀髪だったしー。

 ―――赤眼ワインレッドだったのは私だけだったけど。 


 

「赤眼は、魔力の吸収は並ですが、

 魔力の行使と抵抗に、圧倒的な

 力を発揮するのです!」

 

 ……ふーん、だから私は、今日 人間に対して

 絶大な効果があった ソフィの炎系魔法

 (たぶんあれ、ただの火じゃなくて、特別な ナニカだよ)

 も、昨日簡単に消せたんだろうなー?



「ご賢察の とおりでございます!

 代々魔王さまは、己の特色で 他を寄せ付けない、

 圧倒を持っているものなのです!!」


 ……うん、なんか詳しいね?

 つか、ひしょーひしょーって呼んできたけど、

 地味に私この人が何なのかも、実は

 知らなかったりするんだよね。 


 

「わたくし ひぃは、リン様の

 忠実なシモベでございます……?」

 

 しかも、肝心なとこは

 こうして教えてくれないしー!

 


 




 よし! ソフィは ひしょーに押し付けて、

 今日は もう王さまオフデーだ!

 (いま きめた)

 相談会も しなくていいっ!!

 (いま きめた)

 

「じゃ、ソフィ任せたよ!

 起きた時悲しまない てーどなら、

 好きに襲っちゃっていいから!!」

「それ、とっても難しいさじ加減ですよね?

 つか、ソフィアさんの」


 

 うろうろ♪


 

 私の素顔はリイラ家とソフィア、

 それにイスエル中核の幹部たちしか知らない。 

 仮面を かぶってない私が魔王である

 ということは、秘密にしてもらってる。


 ……まあ、さっき戦闘に参加してた連中は

 知ってるだろうけど、もう走り出してって

 しまったし、―――もうちょっとは

 だいじょぶなはず なのだ!

 






 やってきたのは奴隷商館。

 ……ここで奴隷を買えるよ? 

 


 ―――奴隷。

 仕組みは知ってる。


 ―――持ち主の命令に

 絶対服従の、ニンゲン家具。


 リンネ村ではチチハハに奴隷的扱いを

 受けていたから、なにがイヤで何を

 喜ぶかは、いちお把握してるつもりだ。



 ―――そしたら、見知った顔。

 洞窟で、らんこうぱーてぃ の一人だー!

 


「あ! こんなとこで会うとか

 これ運命だね……っ!」

「あっ! リン様っ!!」


 さすがに人前で魔王と口に出さないだけ、

 やっぱり まともに頭が回る人物なのだろう。



「あれ、魔王さまじゃね?」

「うは! 噂の魔王さまだ!」

「凛々しく かわいいっ…!」


 だが、他の客や店員には、

 なぜだかバレていた……!

 ―――なぜだしっ!!

 


 

「わたくし、メジャー商会の商館長

 ダンディー・でぃー でございます」

 

 ……それは、本名

 なのだろうか??


 

「リン様が ま……、リン様がリンネという

 家名に意識的にある程度には、わたくしも

 ダンディーのでぃーという名に、

 自覚的で ございます」


 今あきらかに、魔王って言おうとしたよね??

 そこ、大事なトコだから10回くらい

 こんこんと問い詰めていいかなー…?

 

 ……てか、何その意味深な言い回しー。

 それって名乗りたいから名乗った、を

 恥ずかしいから小難しく言い

 換えただけじゃね??

 


 なに? そーいうキャラなの??

 いい年して、痛くない……?? 

 

 

 ―――眉の濃いダンディー

 は、だいぶ涙目になった!



  ―――それはそーと、最近うすうす

 気がついてきては居たんだけれど、



 ……。

 ……わたしって周りに

 考えとか読まれてね??

 


 ちょっと おそろしいから、今まで

 ず~~っと知らないフリしてきたんだけど!


 ……さすがにソフィだけならともかく、

 こーして初めて話す人にも あからさまに

 反応されちゃうと流石にマズイなというか??

 



 ―――数えてみたら、今日14回しか

 喋ってなかった! ……いやでも、

 それって けっこう多いのかな?

 ……わかんないなー??



 ―――そんなこと考えながら、ダンディー

 でぃー☆ さんに、ちょっといくつか

 奴隷を紹介してもらう!

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