プロローグ【序章】―下
ラストプロローグ
ここはある部屋の一室。
部屋の中は薄暗く、全体は把握できない。
そこには一人の男がいる、クロスがかけられた丸いテーブルには6つの蝋燭があり、男の前にもそれはある、男は椅子に座りながら待っていた、時が来るのを。
そして、今時は満ちた。
「さぁ……始めましょうか」
若い男の声が部屋に響く。
6つの蝋燭が灯る。
「今、この時をもって参加メンバーは揃いました、皆さん。ゲームの開始に異論はありませんね?」
いつの間にか残りの蝋燭の近くには人が座っていた。
全員が頷く。
「では始めましょうか、私達のゲーム、そして彼等の命尽きる瞬間を」
若い声の男の前の蝋燭の人間が喋り始める。
「今回は、異例の多さです。よってルールの変更をしたほうが良いかと思います。親方様」
「口を慎め、ロキ」
「黙りなさいゼウス、そうですね、確かにその方がいいかも知れませんね、ゼウスなにかありますか?」
ゼウスと呼ばれた男は答える。
「親方殿、特に多くても問題はありません。いつものルールでよいではありませぬか!!」
「それでもゼウス?この多さ、さすがに上手く捌けませんよ?」
「僕たちに任せてよ〜」
ゼウスの隣の二人が答える。
「僕たち」「私達が」
「「みんなやっちゃえばいいんだよね〜」」キャハハハハ!!
と二人は笑いあう。
「はぁ……これは私が決めるしかありませんね、私の名で今回はルールを変えます!!良いですね!!」
親方と呼ばれた者は一喝し場をまとめる。
「全体の指示は追って伝えます、私から指示があるまでは極力業務通りの動きをするように。では」
男は立ち上がる、どこからか風が吹き蝋燭がすべて消える。
「皆様、今回も楽しみましょうか」
今回はキャラクター紹介みたいなもんで進んでない気がしますが……。