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八話:束の間の休憩


休める、それを許されるは行動してる者だけだ。


彼女しかべさんがドラゴンを倒した、翌日自分は予定を変更して怪物モンスター倒しを休む事にした。


理由は二つ、彼女が気力を使いすぎて宿についた時から眠りから覚めないこととドラゴンを倒せたおかげで今の生活を続ける為のGゴールドが3ヶ月分も手に入れたからだ。


(お、新しい魔法が載ってるな)

とイスに座っていながらに回復の魔法書を見ていると、新たに読めるページが増えていた。

(何々、魔法名は気力寄付、自分の気力を単体で渡す事が出来るのか。気力は4消費してそれ+渡す分だけ気力を消費か)

と説明文を読み終えると、自分の中に新たな魔法が使える感覚を感じる。


(しかし、どういう基準で覚えるのか謎だな)

と一応目安としてこの世界にはレベルがある、レベルが上がればステータスが上げれるからその時にステータスの基準値を満たせば覚える物だと、最初は思ってたが…実際は違うようだ。


(努力次第なのか?)

とバカでも同じ事を繰り返してたら覚えるように、毎日勉強すれば覚えるのか?と考える。


(たまたま翌日も読んで良かったな)

と偶然とは言え、毎日読んだ方がいいとわかっただけでもいいかと思い、魔法書を閉じる。


(さてと、早速使ってみるか)

イスから立ち上がり、ベッドで寝てる彼女に近づき、手を握ると。


(………!!)


一瞬だと思うが目の前に映像がながれるような気がした、すぐに思い出そうとしたが思い出せない。


(フラッシュバッグってやつか、いや記憶が曖昧だからトラウマでは無いだろう)

そう思いながら、汗をかいてるのに気づきどうしようか悩む。


(また、触れないといけないのか)

なんて事を考えてしまった。


「大丈夫だ、大丈夫」

そう呟きながらまた、彼女の手に触れる、今度は特に何も起こらず魔法を使う。


そうすると、少し気分が良くなったのか眠りについた時よりも寝顔がマシに見えた。


(あれも試しに飲んどくか)

と魔法で再現された冷蔵庫からひとつの小瓶を取り出す。


まるで日本の銭湯で売られてるような紙の蓋を取り、中身を一気に飲む。

(予想を裏切るフルーツ味だな)

と気力の回復薬を始めて飲んだ感想そんな感じだった。


(まぁ不味かったら、意味が無いか)

と気力は自分の精神に影響する事を思い出す、慣れれば平気だろうが危険な時など精神的疲労を感じる時に不味かったら余計気力が減るだろうと思いつつ、また椅子に座る。


(大体やることやったし、何か買って来るか?いや、止めとこう)

彼女が心配だ、最初に会った時から分かっていたが彼女は何かしら秘密がある筈だ、その秘密は確実に自分に危険な何かを呼んでいる。


(けど、助けられた恩人を見捨てると言う訳にはいかない)

と自分は思う訳で、彼女鹿部 時雨のそばに自分はいる。


(きっと自分も彼女も…)


たくさんの辛い体験をする、これは勘だが確実な物だろう。


(それでも、共に歩みたいと思うのは…)


罪だろうか?




長く待たせてすみません。


何分のプロット作らないで書いているのでネタが浮かばず遅れてすみません。


次も遅くなると思いますがこの作品をよろしくお願いします

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