三話:冒険の準備
準備を怠るな、死にたくなければな。
「さて、どこから行こうかな?」
冒険者ギルドに冒険者として登録して、自分は買い物をするために町を探索してる。
「しかし、ラッキーだったな」
そう言って俺は冒険者カードを見る、そこには登録したときのステータスとスキルそして2000Gと書かれていた
最初は無一文なので、ギルドに入る前は薬草集めなどで金を貯めようと思っていたが冒険者になると最初に最低限の装備の為の金と、宿屋の宿泊一日無料のチケットを貰えた。
自分はギルドスタッフにおすすめの宿屋を聞き、予約をしてもらい、装備を揃える為に武器屋と防具屋を聞き、…とりあえず今は防具屋に向かっている。
(ある程度、近代化されてるとはあの人の話で知ってはいたが…まさか冒険者カードで買い物出来るとは予想外だったな)
と昔は硬貨だったらしいとギルドスタッフに聞いたが…まぁスリとかの被害にあわないし良かったと思えばいいか。
(ついたか…)
何て考えていたら、目的地についた。
扉を開けて、店員を探す、誰もいないようなので…。
「すみませーん、革鎧と盾を見せて欲しいのですがー、誰かいませんかー?」
と言った、そうするとこの店の奥から物音が聞こえてきた。
「すみません、助けてください」
と小さな声が聞こえたので、奥の方に入る。
そこには下半身を鉄製の鎧一式二三個に埋もれてた男性がいた、道理でいない訳か、と一人納得しながらも鎧を退ける。
「いや~すみません、助けて下さって」
そう言ってる店主の彼に、自分は
「革鎧と盾を見せて欲しい、明日から仕事なので」
と目的の物を見せてもらうように誘導する。
「わかりました、助けていただいたお礼に少しサービスしますが…革鎧と盾にもピンキリですが、どのような物をお求めですか?」
そう言われて、自分は2つあわせて1000G分の鎧と盾をお任せでお願いした。
「わかりました、その予算で用意させていただきます」
と言うと、奥の部屋に行った、十分程度たつとまた呼ばれたので奥に行くとそこには用意してくれたのか、鎧と盾があった。
「これらが、あなたの予算で用意出来る中で良い物です、本来ならサイズ調整にも払ってもらうのですが…さっきも言った通りそれはサービスさせてもらいます」
(さて、次は武器屋か)
あの後、サイズ調整をしてもらい翌日の朝取りに行くと約束し次の目的地である武器屋に向かっている。
(しかし、どれを選ぼうか)
と打撃系が良いのか、斬撃系が良いのかどんな武器にするか…平和な日本で暮らしてた自分がこれから荒事を仕事にする。
(まぁ、店の人にアドバイスを貰おう)
何て考えていたら、ついた。
武器屋の扉を開くと…さっきと違い防具屋と同じ形式なのだろう、支払いカウンターに一人イスに座っていた。
「武器を見にきたのですが…500Gで用意出来る物を見せて下さい」
とカウンターに座ってる人に言うと。
「力と器用さはいくらだ?」
と聞いてきたので、言うかどうか数秒悩み…。
「両方とも5です」
答えることにした。
「了解、少し待っとけ」
それだけを聞き、店内の武器を何個かカウンターに置いていく。
「あんたは、どんなスタイルでやるつもりだ?」
候補を選び終わったのか、そんな事を店主は聞いてきた。
「盾を使うつもりなので片手で使える物でおすすめを、さっきの予算で教えてほしい」
と答えると、長物をしまい、カウンターに置かれたのは2つになった。
「メイスとロングソードどちらにする、あんたの能力であれば後は好みだな」
と言われて、とりあえず両方持ってみることにした。
数分後
俺は武器屋を後にギルドで体力と気力の回復薬を1つづ買い、宿に入り夕飯を食べて今から眠ろうとしている。
(明日は怪物と戦う事と薬草集めか)
と明日からのこの世界での仕事について考える。
(うまく、倒せるだろうか?不安だな)
何て考えながらも、どこかワクワクしている自分がいる。
(まぁ、明日からだ)
そう思い、思考を眠る為に変える。
(なんにせよ、明日からは大変だから眠ろう)
そう決め、思考を止めて自分は眠りについた。