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没落貴族の成り上がり  作者: 権兵衛
落ちこぼれ貴族として生きること
17/21

強制参加計画

俺は一旦家に帰ることにした

今回聞いた話をアポロやライオにも聞いてもらうためである


俺の半歩後ろをコハクは歩く、落ち葉の道を足音も立てずに

後ろを振り返らないとついてきているかわからない

道中ライオたちにもう一回家に来るように伝え帰路に着く

家には食事を作って待っていた二人がいた

その後ライオたちも合流し二人目の守護であるモミジと挨拶を交わした


「こ、こひゃく様におかれましては、変わらずうるわしくいらっしゃ…」


「ど緊張じゃねぇかモミジ!どしたんだよ!!」


シルウァがモミジを励ますがコハクの顔を見る度に顔色が悪なる


『一旦コハクお前あっちに行ってろ』


「はぁ?なんでだよ」


コハクを部屋の奥の方に押しやる

その状況を見てモミジがさらに顔色が悪くなる


「も、も、申し訳ございませんでしたっっ!コハク様!!! 」


いきなり頭を下げ跪く

ガクガク震えるその姿はコハクを恐れているようだった


「コハク、あなたこの子に何したのよ。すごく怖がってるじゃないの」


「そーだそーだ!」


アポロとイポスがコハクを責める

呆れたようにコハクが口を開いた


「俺は何もしてねぇよ、こいつが勝手に怖がってるだけだろ。おいモミジ俺はお前に何もしねぇよ。もう俺の部下じゃねぇし何しようがお前の勝手だ」


モミジはコハクの言葉に安堵したようで顔色が良くなる

その後詳しく話を聞くとモミジは元コハクの直属部下だったようで

日々のトレーニングの辛さとストレス過多で逃げ出してしまったらしく、そのことについて怒られるのではとビクビクしていたようだ


「叱られなくてよかった、コハク様怒ると本当に怖いので、」


落ち着いたので一旦席につき食後に話し合うこととなった


そうして和気藹々とした夕食が終わりコハクの話を聞いた


「すげぇヤベェってことは理解したぜ!」


「全然理解しているようには見えないわよ」


「わたしもわかんなあい!!」


俺とアポロは頭を抱える

理解しできているものが半数である。モミジも元七つの大罪の直属部下であったため理解できたようだ

理解できていないのはライオ、シルウァ、イポスである

なぜ悪魔でありコハクの知り合いのイポスが理解できていないのが謎だ


「とりあえず、このことを知ったお前らも協力してもらう。今は戦闘技術を鍛えろ。イポスとモミジ、シルウァはこっちへ来い」


悪魔組が呼び出される

人間側はどうやって強くなるか相談することになった


「とりあえず!強くなればいいんだな!!」


『そういうことだな。俺はまだ魔力や加護の使い方が理解できてないからそこを伸ばすとして、二人は何するんだ?』


「んー私は士官学校には入ってから決めるかな、今は筋肉をつけるよ」


「おお!!筋トレ!!!!俺もやるぜ!やるぜ!!やるぜ!!!」


ライオがやる気に満ち騒がしくなったところで悪魔組も話し合いが終わったようだ


「アポロ!魔界に行くよ!!」


「何急に!どういうことなの?」


「アポロだけじゃねえぜ、ライオも行くんだ」


「道案内はお任せください!50年ほど行っておりませんが迷わず案内できると思います!」


急に魔界に行くと言い出した三人に戸惑うアポロとライオ

ライオは目がキラキラしている


『急にどうしたんだ?何を話したんだよ』


「守護に関して陛下から命を新たに授かった。人の子を殺すなと。だから魔具を作る素材確保のために魔界へ赴く」


『え、今から??』


「行ければよかったんだけどな、お前らこれから学舎に行くんだろ。そんな短期間で確保できねぇし下手したら死ぬからな」


「そんなに厳しいところなのね、私天狗になっていたようだわ。常識、実力が崩れ落ちていくのを感じるわ」


「んや、アポロやライオの実力を見るに死にはしないと思うけど、運が悪かったら死ぬかなレベル!!」


「それでも死ぬ確率があるんだな、俺らはまだその程度ということか」


神童といわれた二人ですら死ぬほど鬼畜な世界に行かなくてはいけない

せっかく掴んだ士官学校で学ぶチャンス、無駄にはしないと心に固く誓った

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