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没落貴族の成り上がり  作者: 権兵衛
落ちこぼれ貴族として生きること
15/21

お試し一戦

家の外に出る

シルウァとコハクが訓練場をさらに広げてくれた

コハクから自分の能力について説明を受ける


「お前の加護は「過去」だ」


『何だそれ、どう言う効果なんだ?』


「知るか」


『えぇ…』


ぶっつけ本番でライオと手合わせを行うことになってしまった


「やるぞ!やるぞ!!」


ライオはやる気満々である


『ぶっつけ本番かよ、』


「それじゃ試合開始!!」


イポスの合図とともにライオが目の前に現れる


『うおぁ!!』


「どおだ!!早いだろ!」


現れたかと思ったら遠くにいる

そしてまた目の前に現れ、背後にまわっている


「「「ふはははははは!!!」」」


分身したライオが僕の周りを走りまわっている

あいつの加護は瞬間移動か、はたまた素早さを上げるのか


目で追いかけることができない

まず魔力の出し方も知らない僕は何もすることができない


「コハク、ソルは魔力の使い方も知らないのよ」


「そっからかよ」


困惑していると急に体内に何かが巡る感覚が走った


「これが魔力だ覚えろ」


コハクが僕に魔力を飛ばし魔力の感覚を掴ませてくれた


「一旦俺に体を委ねるんだ。ソル・クロノス・カルテリヤー俺と同化しろ」


体の自由が効かない

勝手に体が動きライオの動きを予測し避けている

コハクは攻撃を仕掛けてくるライオの動きが手に取るようにわかっているようだ

ただ避けられているのはコハクの支配のおかげである


「「「「くそっ!」」」」


「魔力を使う、感覚を体で覚えろ」


何かが体を回り、左手に集まるのがわかる

黒い丸い魔力の塊が作られていく

野球ボールほどの大きさが卓球玉ほどの大きさになる


「それが闇属性の魔力弾だ。圧縮することでさらに威力は上がる」


体が動き狙いを定める


「「「「「「本物の俺に当てられるかな!?!?」」」」」」


ライオが挑発する


「これが魔力を放つ感覚。これの応用でお前の加護を使うことができる」


挑発も虚しく本物のライオに魔力弾が直撃する


「がはあァァっぁ!!!」


数メートルほど吹っ飛んだ

これが魔力を扱うと言うこと

でも加護は使えなかったな


「ねぇぇ加護は!見たかったのに!!」


「それはこいつ自身で使わせろ。おいこの石に使え」


小石を投げられる

この石に僕の加護を使えと言うのだ

体の中に何かを巡らせ右手に集中させる

過去ということは昔の姿に戻すのだろうか

小さな石は元々大きな岩であった、その姿を思い浮かべながら魔力を放つ


すると徐々に石が大きくなる

それと比例して体の疲労を感じる


『ど、どおだ…!!』


手のひらサイズであった石は重みを増し手に収まらなくなっていた


「おおお!!!過去の姿に戻すのがソルの力なんだね!!」


「いてて、俺の心配はなしかよ、でもすげぇなその力!!」


「私の加護とはまた別だわ、姉弟だから似るものと思っていたのに」


みんなからの称賛の声を受ける

確かにアポロとは双子姉弟であるから、似ていてもおかしくない


「アポロの加護は…何だっけ?」


「守護者本人が忘れないでよ、私の加護は『波動』よ」


「そうそう!それそれ!!」


波動を生み出す加護

応用すれば水に上を歩いたり、空を飛んだり、相手の攻撃を防いだり、自身の攻撃の威力を底上げすることができる

使いようによっては何でもできる能力である


「いつかソルとも戦える日を楽しみにしているわ」


「俺もソルともう一戦したいぜ!」


『僕がしっかりこの力を自分のものにできたらな』


アポロとライオに手合わせの約束をしライオたちは家に帰った

その後アポロは都市へ向かい新学期の準備に追われることとなる

それは僕も同じあった


『さて、入学式までに揃えなきゃいけないものを用意しなくては、』


「その前にお前に話がある。ついてこい」


皆が散り散りになって準備に取り掛かろうとした時コハクから呼び出しを受けた

ソル・クロノス・カルテリヤー

種族:人間

属性:闇属性

守護:コハク・グリード

加護:過去

肩書き:没落公爵家子息


アポロ・クロノス・カルテリヤー

種族:人間

属性:水属性

守護:イポス・プリクスィ

加護:波動

肩書き;神童 クロノス公爵家長女

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