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没落貴族の成り上がり  作者: 権兵衛
落ちこぼれ貴族として生きること
10/21

決意、決断

その後僕たちは国の復興のために働いた

アポロは学校に通いつつ父上の様子を毎日見ている

憔悴しはじめている。イポスが必死に寝かしつけている

そして絶望はまだ終わらなかった


「は、はは、、あぁ美しい僕のフォルマ…!」


父上が精神崩壊を引き起こしたのだ


母上の悲報を聞き、唯一残った両腕を抱きしめ虚空を見つめるようになってしまった

目にはもう精気など宿っていない

たまにアポロを母上だと勘違いして縋ってくる

父上の執事もどうにかならないか調べているが…手がかりは何もない

探せば精神状態を回復させる能力を持った人がいると思うがそんなのを探している暇のないし金もない


僕たちは心が壊れた父上の世話をしながら貴族会議に参加し学問に励み復興支援をする日々を続けていった


そして冬になった

砂漠も雪が降る 乾燥し唇や手がカサカサだ

魔界側の支援もあり普通の街ほどまで復興することができた


クロノス公爵家は貴族としても地位を失っている

当主が壊れてしまったのだから仕方ない

しかし一応貴族会議には参加させてもらっている

参加しているだけだが


『雪だ…』


夜、雪が降っている

アポロやイポスはもう眠っている


ライオやシルウァが寝床を貸してくれているため暖かい場所で眠れている


『何十年も続いたクロノス家ももう終わりか、』


空を見上げる

今日は月が出ない新月のようだ


事件から色々動いていたら体力、筋力がついた

今なら召喚できるかもしれない


『僕が…俺がもっと強かったらこんなことにはなっていなかったかもしれない。ぼ…俺が生きることを諦めなかったら母上も父上もご健在だったのだろうか…力が…力が欲しいなぁ。悔しいなぁ…』


空を見上げる

頬に涙が伝う 視界が霞んでいく

霞んだ視界が黒で覆われる


『!?』


「………クソガキ」


『あぁ?!』


目の前に現れたのは強欲の罪であった

闇夜と同化している


「強い欲を感じたんだけどな、こんな乳くさいガキとは」


『な、なんかようデスカ』


いつでも逃げれるように準備しておく


「お前あれだろ、お家潰し」


『!?な、な、、』


「母親の死因と父親の精神崩壊原因 聞きてぇな、ソルの話」


『好きでこんなことになったんじゃない!!ぼ、、俺だって力が欲しい!!全てをひっくり返せるような!!何にも縛られない自由な力が!!』


『俺だって努力した!!お前らにはわかんねぇよ!生まれてくるだけで力をもらえて!大勢を殺しても英雄のように扱われる!!!』


涙が止まらない 本音も止まらない 


ていうか、なんで俺の名前知って…!


「なんで自分の名前を知っているのか、なんで本音が止まらないのか不思議って感じだな。いいぜ教えてやんよ」


『な、なんでわかって…!』


「俺は強欲の罪 5番目(マモン) コハク・グリード 

俺の力は《言霊》魔力と願いを込めて発言すればなんでも願いが叶う」


『チートじゃねぇか』


「あと祝福としてステータスを見ることもできる。お前の名前、性別、年齢、種族_人には言えないことなどなんでも見通せる」


『チートじゃぁねか…』


「俺はさっきソルの話を聞きたいと「願った」 だから叶った」


こいつ、まさか二個能力を持っているというのか


「しかし、聞いて損したな。くだらねぇ内容。聞いて損した」


『ていうか、強欲の罪…さま? なんで願いが叶うなら、僕の父上の病気を治せるんじゃ…!』


「いやだよばーか。んなくだらねぇことに付き合ってられるか」


『一生のお願いです!強欲様!!父上の病を癒してください!!

なんでもします!!!』


地面に頭を擦り付ける 土下座をする

しかし無意味だった


「くっ…ふふ、マジでくだらねぇ。この俺がクソガキの用意できるもので満足できるわけないだろ」


僕の姿を見て大笑いする強欲の罪

治してくれない、人の境遇を嘲笑って楽しんでいる

これが悪魔のトップ

中級悪魔とは比にならないほどゲスい


「お前は本当に甘ったるい汁啜ってたんだな。フォルトナのおかげで国が滅びかけていたイメージ見れたおかげで一つ学べたじゃねぇか」


今1番嫌がる言葉を的確に刺してきやがる

涙なんてもう出てこない

今は怒りと雪辱でいっぱいだ


「お前、天狗になってただろ。学生くん学べてよかったな、自分の本当の実力というものを、さっ!」


殴りかかる 殴りかかってしまった

怒りに身を任せて体を動かしてしまった

しかし拳は届かなかった

軽く避けられて反撃の蹴りを顔面に喰らう

痛みで頭がどうにかなりそうだった

何メートルか吹き飛ばされる

飛ばされているときあいつの顔が見えた


闇と同化している黒い髪は右目を隠し左は後ろに流している

瞳は黄金に輝き瞳孔は白色でとても悪魔とは思えないほど神秘的であった


しかし表情は無く、冷酷であった


「はぁあ、つまんね」


そういい強欲の罪は消えていった


『ちくしょう、!!』


『ぢぐじょぉぉぉ!!!』


悔しさと痛みのあまり涙が止まらない


『グゾッッ!!』


地面を叩く

口の中が血と唾液でぐちゃぐちゃで気持ちが悪い


『絶対、絶対、、あいつより絶対強ぐなっでやるうぅ!!』



その後宿に帰り治療を受けた

歯が何本かお陀仏になっていたようだ

あのひと蹴りで…

フォルトナ・ベルゼブブ

種族:悪魔

役職:暴食の罪 7番目 ベルゼブブ

属性:木属性

祝福:??

固有能力:胃袋

髪色:オレンジ

瞳の色:茶色

肌色:白

見た目年齢7、8歳 本当の年齢は不明 カルテリヤー共和国を滅ぼしかけた張本人 記憶は内容だ

ペットとしてケルベロスを飼っている

胃袋の容量は不明 なんでも飲み込み養分とする 


コハク・グリード

種族:悪魔

役職:強欲の罪 5番目 マモン 

属性:闇属性

祝福:ステータス

固有能力:言霊

髪色:黒

瞳の色:黄金 瞳孔は白

肌色:白

暴れた暴食の罪を止めるために派遣された 復興にも尽力している

普段は自ら話すことは少ない 欲の強い者の前に現れる 歴代強欲の罪の中でも残虐な罪を犯したと言われている


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