表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/45

嵐の前のなんとやら①

修正は終わっていませんが、流石に待たせすぎだろうと思い書きました

ストーリーは少し変わったところがいくつかありますので、一話から見返していただけると嬉しいです


比叡山焼き討ちが成功したものの、本願寺との対立と甲斐の虎武田信玄が未だに在命。不安を抱えながらも、史実より信長包囲網が緩いことに安堵を感じていた。俺がいることで浅井家との関係が良好。それによって朝倉討伐、浅井は包囲網に参加せず。


本願寺などの武装した僧達は史実より強いらしい気がする……いや、当事者だから気迫を感じるだけだろうか?何かを守ろうとする懸命な抵抗に、指揮をとるだけになった今も腰が引けそうになる。若干16歳だが、藤吉郎……父の下の軍を指揮している。


戦さ場から帰ると、束の間の休息……というわけではなく自己鍛錬を怠らずに、次の戦に備えなければいけない。自分の軍は駆り出されていないが、徳川家と連合で武田のへの警戒態勢を強めている。いつ呼ばれるかわからない。特に武田家は……あの上杉軍と川中島の戦いで壊滅手前まで追い込んだらしい。史実によれば、どちらも一歩も譲らない戦い。何度か決着がつきかけたものの、最後まで引き分け。その戦いが本当に武田氏勝利で終わろうとしたという。幸い、上杉謙信等主要武将は死なずに生きていたため何がそうさせたのかは全くわからない。だからこそ不気味である。


「……あの、太郎様。少しお休みになってはいかがでしょうか?朝からずっとそうして武術の練習をしていまが……もう日が沈みますよ?」


女の人の声がして、あたりを見渡すと夕日に染め上げられた赤い空が目に入った……またやってしまった。

天井を眺めていた後遺症とでも言おうか、考えだすと止まらない体質になってしまったのだ。戦場においてそんなことはないようにしているが、どうもそれ以外では油断しているようだ。


「すいません、気づいていませんでした。すぐ戻ります、次からは声をかけていただけると嬉しいです」


あくまでも穏やかな表情を意識して、ニコリと笑う。汗だらけの体を布で拭き、槍を置く。

基本的に戦国時代では槍を使う……が俺は剣の扱いの方が得意だし、そのイメージしかなかった。大河ドラマとかで剣を使うのはアクションを大きくするためらしい。そして日本刀は意外に脆く、一回切るだけで刃こぼれしてしまうことがあるという。だから幼少期、イメージで剣の鍛錬をさせてもらったせいか、槍の扱いがあまり上手くない。というかあんまり実践しないというのもあって、目標とする柴田さん達ほど槍の軌道が美しくない。センスがあれど、努力しなければ出せないのが太刀筋である。鞭のようにしなり、相手の急所を的確につく。簡単に聞こえて、難しいのが現実だ。


槍のことで頭が一杯になっていると、誰かにぶつかった。……ぶつかった?


「……!?」


顔を上げるとそこにいたのは、


「久しぶりだな、太郎。元気か?」


「ち……殿、どうしたんでしょうか?」


そこにいたのは、今敵勢力と戦うために準備を進めているはずの織田家の統率者、信長だった。


「別に父でも構わん。明日、お前の婚姻を成立させるから準備しておけ。もう周りには準備させてあるから、お前の心の準備だけだがな!」


は!?婚姻?この時期にか?大口を開けて笑う父を横目に、開いた口が塞がらない。だからみんなバタバタしてたのか?


「ですが殿、今は武田や本願寺、一揆などの勢力と対立している。上杉や北条、そして西の勢力からも攻撃を受けないという確証はなく、一家臣である私の婚……」


「そんなものはわかっておる。分かった上で今しかないと思ったから明日にした。それに一家臣ではなく、浅井との関係を確固たるものとする、そしてお前をより織田家の人間にするためだ」


相変わらず反抗の余地をみせつけず、淡々と話を進める。口出しもできずに、ただ呆然とするしかなかった。


「あいにく、俺は今日中に猿に話をして帰らんといけない。まぁ父は猿だから俺はいなくてもいいしな。勘九郎も俺が狩り出しているから来ることはできない。まぁ市と猿といれば十分だろう」


一気に言葉を浴びせされて、混乱するがこの感覚が懐かしく、暖かい。

にしても仮にも婚姻。戦国時代なんて冠婚葬祭はしっかりするんじゃないのか?しかも両家の当主抜きで進めるって。戦中にするのも十分ぶっ飛んでるけど……


茶々か……最近会ってないしな。というか数回しか会ってないのに結婚か。まぁ世界には一度も会わずに結婚が常識なくにもたくさんあるしな。


……にしても明日って……決まってるなら教えて欲しいよ。独りよがりで……


俺の首筋から謎の汗が通り過ぎた。それが冷や汗なのかただ暑いだけなのか。

そんなことは気にもとめず、明日の準備のため父、藤吉郎を探して問いただそうとする。


一瞬電流が流れるかのように、何かが脳裏をよぎった。



……武田信玄


上杉を抑え込めた甲斐の虎がどう動くか。この時の俺には知る由もなかった……だが俺はあの戦で本物の戦国を目の当たりすることになる。






今回の話では武田を史実より手強くするために話を持っていますが上杉を蔑ろにしているわけではないのでご勘弁を。

……戦さのシリアスシーンが全然成長してない


次回の投稿はある程度書き溜めができてからにします、というか学校が地味に忙しい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ