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元服の儀②

完全に時間忘れてた……短めですがどうぞ……来週から秋休みだしそこで頑張るしかない

元服は終わり宴会へと移っていた。まだ酒は気が進まず水を飲んで参加した。


元服の儀は特に詳しくどうこう説明するほどのことはなかった。


俺は名前を、


「平朝臣織田太郎信継」


改めた。信忠は勘九郎になる予定だし、嫡男じゃないから三郎じゃないし無難に太郎てことなんだけど……いいのかな?結構諸々の理由で三郎だったり、次郎三郎とかだったりするのに堂々と太郎なんて名乗って……


細かいことは気にしたら負けだろう。父からは元服祝いとして好きなものをくれると言われたので太刀を貰った。普通に日本刀なんだけど織田家の家紋が入ってるやつ。俺はただの太刀でよかったんだけど父がそんなに伝統が続いてるもんでもないしやるてノリでくれた。


にしても藤吉郎は出世するよね。養子とはいえ信長の子の世話、烏帽子親を務めたんだから。まぁ功績も挙げつつあるし、もう一声かな。


「太郎様、この度は元服おめでとうございます」


「は、はい。ありがとうございます!」


こんなやり取りを繰り返している俺はそろそろ帰りたくなって来た。てか酒の席自体あんまり好きじゃないからな。すると藤吉郎が近寄ってくる。


「大丈夫ですか?そろそろ帰ってもいい頃合いかと……」


俺はやっとかと笑いながら隣の父の方を見る。


「私はこの辺で失礼させていただきます」


この日は信長も上機嫌なのか?酒の力か?すぐに帰してくれた。


「藤吉郎……元服を済ませたと言うことは俺は奇妙丸とともに清洲城に入るんだよな?」


別に記憶が曖昧なわけじゃない。少し怖いのだ。戦国の世で生きていくこと、自分が歴史を変えていくこと、そして命の重さを実感していること。


「はい、不安にならなくても大丈夫ですよ。太郎様ならきっとできる、いや必ず大丈夫です!この長い付き合いの藤吉郎が言うのです!間違いありません!」


「そうだな」と呟き笑う。



時の流れははやい。置いていかれないよう一生懸命付いていこうとする。


「俺も置いてかれぬよう頑張らなければいけないな……」


藤吉郎は俺の言葉に反応したが口を開かず黙って月が光る夜空を静かに見ていた……


いつか世の中がこれほどに平和なら、静かならいいのに。

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