美濃攻め②
藤吉郎が一夜城を見事に築き上げるが美濃攻めは難航。12となった俺はようやく元服できるような歳になったため父に元服を頼んだが、美濃攻めが終わってからと言われている。
斎藤龍興のいる難攻不落と言われる稲葉山城を攻めている真っ只中だが徐々に戦況は織田優勢となり、お市様が近江の浅井家へと嫁いでいった。つまり目指すは「京」のビジョンに既に移っているということだ。
俺は今日くらいが戦の山場じゃないかなーなんて思いながら朝ごはんを食べている。今日は奇妙丸達との食事のため少し賑やかである。最近は生駒さんは小牧山城に移らなかったという歴史のズレプラスなんとまだ健康なのである。いや好ましいんだけど史実だと生駒さんてこの歳になくなるんだよね。徳姫が7歳になり、勘八と茶筅丸が9歳、奇妙丸11歳、俺12歳。徳姫は俺が来たとしに生まれたんだけど可愛いのなんの……生駒さんと信長の美貌をどちらもとって生まれてくるとかいうね……シスコンとか言われそうだ。
「兄上、今日が山場ということですが、父上が帰宅したら兄上は元服するんですよね?」
奇妙丸の質問に対してゆっくりと丁寧に答える。
「ああ、まぁまだ城主にはなれないでしょうが行動範囲は広くなると思います」
考えたくもないが「戦場」とか。
「兄上は堅苦しいよ。兄妹で揃ったときくらいは崩してくれないとこっちが疲れちゃう」
ザクッとした、まるで竹を切ったような性格の茶筅が言うと俺は素直に従うべきだなと微笑んだ。
「じゃあ崩すかな……」
「そういえば最近藤吉郎が建てた一夜城は兄上の助言と聞きましたが本当ですか?」
俺は目線をそらして「なんのことかなー」と笑う。痛いところついてくるな……非公表だしシラきろ。
「そういえば兄上は結婚しないの?」
7歳が一番キツイ質問してくるね……嫌いじゃないよその性格、けど将来お嫁さんになるんだ……作法を身につけようか徳……
「どうでしょうか?父上がなんて言うかですかね?」
別に血縁関係がない俺がどこかの姫と結婚したところで固い絆とはならないだろうしな。
まぁ最低でもどこかの国の姫なんだろうな。できれば可愛い人がいいな。そんなことを考えながら俺は箸を黙々と動かす。
「失礼します!!織田軍稲葉山城を攻め立て美濃攻略成功です!」
よくよく見てみるとそこには笑顔の藤吉郎がいた。
「随分早い帰りだな、しかも伝令とは」
俺が意地悪な笑みを浮かべると藤吉郎は得意の笑って誤魔化し出ていった。
織田信長が美濃を攻略。
この時また歴史は動いた。
そういえば告知とか進行状況を知りたい方はtwitterで@tukikageroufuu7をチェックしてください、結構呟いてます




