三河と尾張①
タイトルがおかしいと指摘があったので変えたんですがまだ違う気がしています……指摘してくださると嬉しいです
桶狭間の戦いから2年が経ち、俺も7歳になった。
桶狭間の戦いが終わると父上達は忙しそうではあったが今川義元の死は大きく今川が尾張に攻め込むことはなかった。だからこそ今のうちにしなければならないことがたくさんあった。
その中の一つが今日行われる三河の松平元康との会談。彼は桶狭間の戦いで先鋒を務めてはいたが人質の身。元は松平広忠の嫡男で三河の次期領主だった。そんな彼は幼少期織田家の人質であった関係から信長との交流もあり今回の会談が成立した。というか元康さんが生きてるのもその関係があったのと、父が元康さんを認めたからだろうね。のちの天下人だし技量は十分だろうと思うし、なんといっても三河武士達だ。本多などの名だたる武士達が味方と敵とでは背後の安心感が違う。今日は俺と奇妙丸も二人での会談後に呼ばれている。奇妙丸は嫡男だからわかるけど俺はなんだろうね?あれかな?うちにはこんな優秀な人材がいるていうのを見せたいのかな?
最近の俺はというと武術で藤吉郎に勝てるようになった。といっても木刀でどちらが先に相手を叩けるかという遊びなんだけど。多分藤吉郎は手を抜いてるしね。本人は本気だって言いふらしてるらしいけど。
あと一番やりたかった歴史に名を残すということにも挑戦した。歴史を変えるのは嫌だったんだけど農民達が余りにも不憫だから千歯こき作っちゃった……これで簡単になるかなて。鉄の歯にしようとしたけどそれだと少し高くなるから父に頼んで二種類作って貰った。買える人は高い方を、買えなくても竹の方を。それでもダメならだいぶ性能は落ちてしまうが木で作ったものも一応用意した。竹の売り上げが目覚ましく織田家に臨時収入が入ったので父もご機嫌だった。
俺と奇妙丸は着替えを済まして別室で待機を言い渡された。その間二人で小さな声でだが話すことにした。
「兄上?今日はなぜ私達も呼ばれたのでしょう?」
6歳になり賢くなったのと同時に、顔立ちが随分整ってきた。信長もキリッと綺麗だが、奇妙丸はまだ可愛いさを残しつつ、けど少しばかり大人になった。
「奇妙丸は嫡男ですからね。私がなぜ参加するかはわかりませんが……」
この頃になると俺は弟には丁寧な言葉を心がけた……名前に様はつけないが、しっかりとした言葉遣いができるようにと練習もしている。
「兄上は優秀ですからね、父上のことですし自慢しておきたいのでは?」
ニコッと少しいたずらに笑う奇妙丸はあの父をディスり始めた。末恐ろしき我が弟よ……
「奇妙丸様、桜捨丸様、殿がお呼びです」
小姓が呼びにくると俺たち二人は立ち上がる。
「行きましょうか、奇妙」
「はい、兄上!」




