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序章
どうしてこうなった?
目の前の景色を俺はただ茫然と眺めていた。
ほんの数分前まで、晴れた青空が眩しい景観の良い丘になっていた目の前の景色は、一転してどんよりした雲が空を覆い、大地は所々にクレーターのような大穴が空いている。
そして、眼前には山かと見紛う程の大きな赤い竜がうめき声をあげながらうずくまっている
「うぅ…お主のそれは一体なんだ?」
赤い竜が苦しそうに俺に聞いてくる。
知るものか!俺が逆に教えて欲しいわ!!ただ、、、あの女神が慌てていたのはこういうことだったのか、、、。アホ毛をぴょんぴょん揺らしながら、涙を目に溜めて騒いでいたピンク髪の女性が目に浮かぶ。
ほんとに、、どうしてこうなったのか、、、