表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

掌編小説集6 (251話~300話)

食いしん坊

作者: 蹴沢缶九郎

食卓には、チャーシューが五枚乗っかった大盛りのラーメンがある。これだけでも十分美味しいのだが、私はまだ手をつけない。早く食べたいという欲求を押さえ、別に用意した牛丼を大盛りチャーシュー麺にぶっかけた。

さらにカレー、ハンバーグ、スパゲッティにチャーハン、最後にだめ押しと鰻の蒲焼きを乗せる。

器からは料理が溢れ、見映えは最悪だが、そんな事はかまわない。


腹の虫が「グウ~」と鳴り、自然と口からよだれが垂れた。もう我慢の限界だ。私は箸を取り、


「いただきます!!」


と、名前も知れない料理に食らいついた。



地球消滅の日。最後の晩餐、あれもこれも食べたい私を、人は意地汚い奴と責めるのだろうか…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] >地球消滅の日。最後の晩餐、あれもこれも食べたい私を、人は意地汚い奴と責めるのだろうか…。 私はそう思いません。こうなってしまうとやらない方が後悔しそう。
[一言] DNAの自己保存欲からくる過食かな。地球消滅の日には、自分ならどうするだろうと、考えました^^)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ