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第二十九話 平和(?)な帰り道

遅くなってしまいました。

申し訳ありません。

秋渡side


ーー

さて、恋華と星華を救ってから次は冬美だと思い、僕は冬美にとって一番馴染み深いだろう生徒会室に来てみた。んだが冬美はどころか工藤と室川も全くもっていつも通りだった。いや、いつもよりも少し明るい表情をしているような気がする。


「世刻君、何か用?」


入ってきて固まったままの僕に工藤が声を掛けてきた。見た感じやはり幻覚にも苦幻夢にもかかっている様子はない。うーむ。なんでだ?僕は仮定してみることにした。

一つ目、単純に効かなかった。

これは結構な可能性がある。まず最初に斉藤が食らった時も他の奴には効かなかった。つまり集団にはまだかけられないのかもしれない。

二つ目、この三人と何か関係性があった。

これは自分の知人だから止めたってことだ。この可能性は聞いてみないとどうとも言えない。まぁ食らっていないなら聞く必要もないな。

とりあえず冬美達が大丈夫なら愛奈、美沙、舞の所に行ってみるか。


「いや、僕の思い過ごしだったらしい。……邪魔したな」


僕はドアを閉めて教室へ向かった。多分放課後だからいないかもしれないが念のため愛奈と美沙と舞を探してみよう。

ガラッ。

教室のドアを開けて見るとそこには何人かの集団があった。ここで時間を確認してみてようやく今がいつ頃なのかようやくわかった。まだ放課後になってから少ししか経ってなかったんだ。だからまだ半数以上残ってる。さて、みんなが教室に入ってきたのが今日はいないはずの僕だったからか驚いた顔をしてる。まぁ当たり前だがな。けどその中に探してる三人がいた。


「あ、秋渡さ~ん♪」


「あれ?秋渡君?」


「お兄様!」


三人は僕に気付くなり寄ってきた。

ガシィ!


「痛いです!」


訂正。一人は抱き付こうとしてきた。もちろん愛奈だ。まぁ抱き付く前にアイアンクローをかましてやったがな。すぐに放してやったけど。愛奈は自分の頭を擦る。結構痛くしたからな。美沙はその光景を見て苦笑してて、舞は「おぉっ!」となぜか感激の声を出してた。我が妹よ、どうした。

さて、そんなことは置いといて見た感じこの三人も冬美と同じだな。特にいつもと変わりはない。なら一つ目の仮定はなしだな。こいつらを一人一人にするのは容易いはずだし。ならやっぱ二つ目の仮定なのか?……次にあいつを見つけたら聞いてみるか。答えてくれるかは別だけど。


「やっぱり痛いです~……。けれどやっぱり秋渡さんは大好きです!」


……こいつも懲りないな。もう復活しやがった。


「……次は息の根を止めるか」


ぼそりと僕は呟く。聞こえないように呟いた。


「そこまで嫌なんですか!?酷すぎません!?」


やはり聞こえてたか。こいつ、何気に地獄耳だな。ちなみに愛奈は今泣いてる。放っておくけど。


「ところで秋渡君は今日は学校に来ないんじゃなかったの?」


美沙が今クラスメートが気になっていることを聞いてきた。まぁ普通疑問に思うよな。僕は頭をポリポリ掻く。どう答えよう?さすがにあのDVDのことは言わない方がいいだろう。色んな意味で。あれはグロいしな。

それと美沙達を探してたなんて言わない方がいい。変な誤解を招きそうだし。


「ちと忘れ物をしてな。からそれを取りにきた」


これが妥当な答えだろう。実際に体操着忘れてたしあながち嘘も言ってない。


「言ってくだされば私が持ち帰りましたよ?」


舞がさも当然のように答えた。いや妹に体操着を持ち帰らせるって……。さすがになぁ……。荷物も増えるだろうからさせたくない。


「気持ちだけ受け取っておく。……さて、帰るか」


「なら一緒に帰りましょう、秋渡さん♪」


復活した愛奈が僕の腕をつか……めなかった。理由は舞が阻止したから。先に言っておくが僕は何もしてないからな?


「…………舞さん、放してもらえませんか?」


「…………お兄様に触れないと約束してくれるなら放します」


「だが断ります!」


「なら私も放しません!」


…………物凄く馬鹿馬鹿しい。しかも多分その約束、愛奈ならしてもすぐに破りそうだ。僕は未だに火花を散らせている二人に溜め息をつく。横で美沙が苦笑してるし。クラスメートもほのぼのと見てるだけだし。誰か止めろよ。え?僕が止めればいい?いや、そうすると後々が面倒なんだよ。



ーー

結局あの後は僕がなんとか止めた。で、その代償が愛奈と美沙と舞(と言うか舞はそもそも家が一緒だ。妹だし)を送るということになった。まぁ美沙は最初は遠慮してたがな。けど友里に連絡をしたら今日は迎えに来れないらしく、一人で出歩くと危険なので僕から送ると言った。美沙はアイドルだからな。ファンに会ったら下手したら捕まるし。そうなると翌日に美沙が疲労で倒れる可能性も高い。理由はまぁ当然といや当然なんだが一人に捕まれば他の人にも見つかって騒ぎになるだろう。そうなると負担もかかる。つまりはそういうことさ。んで美沙はそれを聞いて顔を赤くしながら「お願いします」と言って同行している。

……例によってあの二人は未だに睨み合っているがな。美沙も苦笑しながら舞と愛奈のいがみ合いを見ている。僕は前を歩いている舞と愛奈を見てから横の美沙を見る。見た感じこいつらはあのフードの女に何かやられたような感じはない。とりあえずは安心だな。

前を見ていた美沙が僕が見ているのに気付いたのか僕の方を見る。


「どうかした?秋渡君」


首を傾げて聞いてくる美沙。やはりいつも通りだ。僕は薄く笑ってから前を向き、


「なんでもない」


と答えた。美沙は首を傾げていたがまた同じように前を向いて愛奈と舞を見る。この二人は変わらずに口喧嘩中だ。レベルは小学生並みだな。けど見ていて微笑ましくも感じる。でも僕はまだ疑問点がある。あの女は僕の周りに危害を与えると宣告したのになぜ恋華と星華を除いた四人には何もしていないんだ?まさかこれは一日に、ではなく何日かに分ける気なのか?


「ふ、妹だからと調子に乗らないことですね!この中では私が秋渡さんと一番お付き合いが長いのですから!」


「確かにそうですね。ですがそれがどうしたのですか?いっつもお兄様に貶されているのに……」


「ぐぬぬ!そ、それは秋渡さんがツンデレだからですよ!」


「それはないですね。お兄様がツンデレなら私にはデレデレになるはずですから」


……なんか二人の会話で僕がツンデレキャラになってるのか?ツンデレとかよくわからないんだが……。そして舞、どこからその自信は来るんだ?愛奈、人のキャラを当てたみたいにドヤ顔すんな。


「ならもう最終手段です!秋渡さんを誘惑します!」


愛奈、お前は普段から誘惑してきてるように思えるが気のせいか?しかもそれ、別に最終手段でもなんでもないぞ。


「お兄様が誘惑ごときに屈するようには思えませんがね。人の裸体を見ても取り乱しませんでしたし」


屈することがないのは事実だけどなんか舞は今とんでもないことを言わなかったか?


「ちょっ!?それはどーいうことですか!?」


あ、愛奈が食いついた。ちなみに舞が言ってるのは多分前に一緒に風呂に入ってたことだろうな。一応取り乱してたと思うんだが……。


「え!?秋渡君、どういうことなの!?」


美沙まで食いついた。しかも美沙は舞にではなく僕に食いついて来た。僕はまさか美沙まで釣られるとは思っていなかったために驚いた。しかもなぜか涙目だった。はて、美沙の身になにが?


「ふっ!簡単な話ですよ、愛奈さん!私とお兄様はご一緒にお風呂に入ったんですから!」


「「!!?」」


超ドヤ顔でそこそこある胸を張って愛奈に言う舞。これを聞いた愛奈はピシリと固まった。いや、愛奈だけじゃない。美沙までもが固まっていた。僕はというと、舞の爆弾発言に頭を抱えていた。まさかこんな所で暴露するなんてな。恋華がいれば殴られていそうだ。


「ちなみにそれだけではなく二人でベッドインもしていますよ」


「「!!!!?」」


愛奈と美沙は声にならないほど驚愕する。あとなんか変な意味に聞こえたのは僕だけなのだろうか?というかこれ、後々めんどいからこれ以上は止めてほしい。なんかあのフードの女よりもこっちをどうにかした方が良さそうだった。さて、どうすっかな……。


「ですがそれでもお兄様は私に欲情しないどころか慌てることすらないのですよ。だから一つ学びました」


舞ははぁ、と溜め息をついた後に言葉を続ける。


「お兄様はガードがとてつもなく固い。なので私はそれを崩せる方法を探しているのです!」


ババーン!と効果音が聞こえそうなほど堂々たる声と態度で言う舞。そしてちらりと僕を見る。そしてパァーっと明るくなる舞。対称的に愛奈と美沙はめちゃくちゃ暗い。愛奈はわかるが美沙はわからない。なんであれ、僕にわかるのは今は舞が暴走してることだ。舞を止める方法か……。まぁ簡単な話、一緒に寝ればいいだけなんだけどな。けどそれはなんかやだ。理性を保てる自信はあまりない、と思う。


「待ってください。それなら私が先にガードを崩せれば私の秋渡さんになるんですよね?」


愛奈がなんかとんでもないことを言ってきた。てか私の秋渡さんって何?僕は物じゃないんだぞ?


「確かにそうです。ですがあれだけ色気で誘っておいて全く相手にされない愛奈さんでは無理な話ですよ」


……なんか段々舞が病んできてないか?僕の勘違いというのを願うが……。それにしても愛奈と舞は仲が悪いなぁ……。少しは仲良くなってほしいもんだ。僕は溜め息をついてから美沙を見る。


「……でも……………して……………いや……………」


………………なんかブツブツなんか呟いている美沙。何か悩みでもあるのか?かなり真剣な顔をしているな。そのわりには顔は少し赤い。本当にどうしたんだろうな?

と、そうこうやってるうちにいつの間にか美沙の家に着いた。


「あ、もう着いちゃったんだ。早かったなぁ……」


何故か残念そうに言う美沙。滅多にない状況だからな、美沙は。僕達と帰れたのが楽しかったんだろう。まぁあくまでも僕の予想だがな。


「美沙さんとは今日はここまでですね。ありがとうございました、美沙さん」


ペコリと頭を下げる舞。こういったところはいいんだけどなぁ……。このままこの性格ならよかったのにと思わず思ってしまうのは僕だけなのだろうか?


「ううん、私も楽しかったよ。だから私の方こそありがとね!」


美沙はアイドルとして何万、何十万と振り撒いてきただろう自然の笑みを舞に返した。さっきの残念そうな声を出してた人とは大違いだと思うほどに。


「(アイドルって切り替えの早さもあるんだな……)」


美沙は舞と愛奈に手を振り、そして僕を見て微笑み、手を振ってから家に入っていった。僕達はそれを見届けたら再び帰路に着く。まぁ例によって目の前で火花を散らす愛奈と舞がいるけどな。美沙がいた時がかなり平和に思えた。


「(いや、あの後から襲撃がないからこれはこれで平和とも言えるか……)」


僕は舞と愛奈の後ろを歩きながらも苦幻夢に苦しまずにここにいて話してるのを見てるとそう思う。


「(中学時代なんかこんなこと思いもしなかったんだがな)」


深桜高校に入学してから変わってる自分に思わず失笑をした。その前は恋華くらいしかまだいなかったんだよな。周りは女子に言いように使われて男子はそれに従うしかなかった。中学の時の生徒会長もそんな女子と一緒だったし。被害を食らわなかった男子も食らった奴には慰めしかやれてなかった。いや、それだけでも良かったのかもしれない。中には一日無条件でパシリにされてた奴もいた。それを助けようとした奴はいない。いや、正しくは助けられなかった、か。しかも助けようともどうやればいいかわからんし仮に助けれてもそいつにはとんでもない制裁が来るだろう。全く、それでも動かなかった僕も僕で悪いな……。


「お兄様、大丈夫ですか?」


不意に舞に声をかけられて僕は現実に引き戻された。どうやら深く考えてたらしい。舞と愛奈が珍しく口喧嘩せずに僕を心配していた。


「ああ、大丈夫だ。少し考え事をしてただけなんでな」


僕は二人に答え、いつの間にか止まっていた足を動かす。まさかここまで考え込んでいたとはな。我ながらあり得ない。

舞と愛奈は顔を見合せ、首を傾げたがすぐに僕の後を追ってきた。そして僕を挟むように歩く。ただ珍しく抱き付くことはしてこない。本当に珍しい。愛奈なら即刻腕を組んできそうだからな。

ただ、まぁ……、


「いつまで付いて来てるんですか!もう別れ道でしょう!?」


「多少遠回りしてでも秋渡さんといたいだけです!文句ありますか!?」


「文句しかありませんよ!お兄様が迷惑そうにしてるではないですか!」


「兄にベタ惚れした人が何を言ってるんですか!あなたはベタベタしすぎなんですよ!」


「ベタ惚れして何が悪いんですか!しかもお兄様と会ったのもまだ最近なんですよ!?甘えるくらいいいではないですか!」


「なら学校で私の邪魔をする必要はないではありませんか!せめて学校でくらい大人しくしてなさいな!」


「大有りですよ!お兄様の勉学の邪魔をしてるのを止めない妹はいませんよ!」


「くぬぬぬぬ!!」


「ふぬぬぬぬ!!」


……結局こうなるんだよね。しかも今回は僕を挟んでるから正直うるさい。しかもこいつらの言い争いの中身って大体僕なんだよなぁ……。本気で勘弁してほしい。周りに誰かいても個人名言いやがるしな、こいつら。お陰で近所の母方さんの話題になっちまうし(前に話してるのを聞いた)。あ、愛奈の家の豪邸に着いた。本人が気付いてねーみたいだがな。


「あー、愛奈」


「はい、なんでしょう?」


こいつらは僕が小声でも呼べば反応するらしい。地獄耳だな……。まぁそれはさておき、


「お前の家に着いたぞ」


「え?あ、本当です」


舞と騒いでたら本当に気付かなかったらしい。それでもご丁寧に僕の声には反応する辺りは凄いぞ。けど嬉しくはないな。変な呟きも聞かれそうだし。とは言えそこまで言う必要性もねーか。だって毎度罵倒してるし。


「愛奈さん、ご家族が待っているのでしょう?早く入ったらどうですか?」


舞、さっさと消えろオーラが半端なく見えるぜ……。黒い瞳の奥から銀と赤の瞳が透けてるようにも見える。


「ふぅ……。では秋渡さん、本日はこれにて失礼しますね。今度は二人でデートにでも行きましょう♪」


「断る」


どさくさに紛れてデートに誘ってくる辺りは抜かりねーな。あと舞の話を華麗に無視するのはスゲーよ。その舞が更に不機嫌そうに、いや完全に不機嫌になってる……。愛奈を睨んでる。女って怖いな……。


「あぁん、秋渡さんつれないですね……。まぁそこもまた魅力的なんですけど♪」


「……………さっさと入ったらどうですか?」


愛奈が変な声を出し(ついでに変なことを言って)、舞の不機嫌度が上がった。愛奈は舞を見てすらいない。言葉も無視してる。見てるのが怖いわ。


「それではごきげんよう、秋渡さん♪」


最後までめげずに笑顔プラス投げキッスしてくる。そしてやっと愛奈は家に入って行った。すると舞は愛奈がいなくなって笑顔で僕の腕にしがみついてきた。めんどいから振り払うことはしなかった。後別に放っておいてもいいだろう。特にやましいことはないし。


と思ってた時期が僕にもあったんだ……。


僕が振り払おうとしなかったからか舞はさらに密着してきた。歩きにくい……。いや何よりも問題は舞の膨らみが腕に押し潰されてることなんだ。そのために平静を保つのが大変でな。まぁ性欲には基本的に溺れないから大丈夫だとは思うが……。今僕はどんな顔で歩いてるんだろう?舞はめっちゃニコニコしてる。こいつ、なんでたった数日でこんなに酷いブラコンになったんだろう……。


「ん~、お兄様の温もりです~♪」


……………本当にどうしてこうなったんだろう?あの爺達は舞にどんな教育をしてたんだ?次々と疑問が残るが僕の問いに答えられる本人はもういないしな……。どうしようもねーか。線香も添えに行かなきゃだな。っと、今は舞をどうにかしねーと。


「舞、ベッタリくっつきすぎじゃないか?」


僕の当たり前の疑問に舞は首を傾げる。ああ……。これは離れる気はないな……。理由?少し離れたと思ったらまたすぐに密着してきたからだよ。どうやらこれは兄弟では当然のスキンシップと考えてるらしい。普通は逆なんだけどなあ……。


「お兄様は私にこんなことをされるのが嫌なのですか?」


色々考えていたら舞からの突然の質問。その言葉には僕に迷惑がかかったのでは?と思っているようにも聞こえた。けど別に迷惑だなんて思ってない。ただ胸が当たるのは少し勘弁してほしかった。


「嫌ではないがかなり戸惑うんだ。恐らく顔にも出てただろ?」


僕はそう言って舞を見るがなぜか頬を膨らませていた。うん、なんでだ?


「ずっといつもの冷静な顔でしたけど?というか戸惑っているようには見えません」


あら?表情変わってなかったのか。ああ、舞は僕が全く動じてないからむくれたのか。だからどんどん胸を押し当てていたと。よく表に動揺が見られなかったな、僕。我ながら末恐ろしい。


「お兄様はポーカーフェイスすぎます……」


ぶつぶつ文句を言う舞。やれやれ、こりゃさすがに嫌われ……


「ですが何事にも動じないお兄様もやっぱり素敵です♪」


……た様子は全くないな。むしろ好感度が上がってないか?

まぁいいか。僕は右腕に柔らかい感触を感じながら家に帰った(舞は終始腕からはなれなかった)。

明日はどうするかを考えながら。



どうもこんにちは、アイギアスです。

秋「お前、なんでこんなに遅くなったんだ?」

ア「り、リアルタイムが忙しかったんですよ……」

恋「それにしては遅すぎない?」

星「……のろま」

冬「さすがに、ね」

愛「秋渡さん、愛してます~♡」

美「流れを完全に無視してるね、愛奈さん……。作者さん、仕事は早い方がいいと思うよ?」

舞「これは単なる言い訳ですね……」

秋「人のことを言えんがみんな罵倒しすぎじゃねーか?あと愛奈は黙れ」

舞「お兄様、私達は本当のことをおっしゃってるだけですよ?」

愛「酷いです!でもめげませんよ、私は!」

美「甘えは社会では許されないんだよ、秋渡君……」

冬「美沙さん、目が怖いわよ……」

星「……真実」

恋「本当に人のことを言えないわね」

ア「みんな酷いです……。一名除いて」

秋「あー、まぁしかたねーよ。これが現実だし」

ア「まぁそうですけど……」

星「……意気地無し」

ア「グハッ!?」

舞「せ、星華さん容赦ないですね……」

秋「いやお前も似たようなもんだろ。……さて、作者がくたばっちまったから代わりに僕が次回の予告をしておこう。次回はまたバトルが入るかもしれない、だそうだ。まぁ戦うのは僕になるだろうけどな。けど負ける気は微塵もねーがな」

恋「さっすが秋渡!」

星「……頼りになる」

冬「ふふ、確かに秋渡君に勝てる者なんて存在しているとは思えないからね」

愛「もう和服を着たら完全に剣聖の名を好きにしているイメージが強いですね」

美「秋渡君は洋風の騎士も似合いそうだよね」

舞「ふふ、違いありませんね♪」

秋「と、言うわけで今回はここで終わらせるわ」


秋・恋・星・冬・愛・美・舞「さようなら~」


ア「私、最後らへん完全スルーでしたね……。それはともかくまた次話でお会いしましょう」


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