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第一話 幼馴染み

話はタイトル通りです。

ここで前回言った通り、少し自己紹介をしておくとしよう。

僕は世刻秋渡。深桜しんおう高校二年の普通(?)の学生だ。

なぜ?が付くんだと言われると僕は並のやつら(主に男子)より遥かに常人離れをしているからだ。理由は前回少し説明した通りだ。

一人暮らしをしてる。兄弟?いないよ。あの夫婦が隠していなければな。

家事は普通にできる。というよりは一人暮らしだから必然的に覚えたってのが正しい。

容姿は自分でもわかるくらいひどいだろう。何より僕の目は普通の人と違って黒ではなく金の瞳とサファイアのような濃い青い瞳をしている。いわゆるオッドアイってやつだ。さすがに学校ではカラコンをして黒くしてるけどな。

髪の色も銀色だ。しかも地毛だ。こちらは染めてないけどな。学校側は特に何も言わなかった。地毛だと幼少の頃の写真を見せたからだろう。

顔もお世辞にもかっこいい方ではない。と自分では思っている。

両親は海外に赴任しているため、帰ってくることはほぼない。

でも仕送りはあるから僕は今でもバイトとかをしないで済んでいる。そこはありがたい。

関係ないが近くには幼馴染みが住んでいるが僕には関係ない。だって…、


「お帰り、秋渡」


このようにうちにいることの方が多いのだ。

こいつの名前は水嶋みずしま恋華れんかという。

僕と同い年で同じ高校に通っている。理由?近いからだそうだ。

髪はセミロングにしていて色は少し茶色い。

幼馴染みに言われても鬱陶しいだけだろうから言わないけどこいつはかわいい方なのだ。しかもかなりモテる。そりゃ勉強よし、運動よしときてるのだ。おまけに優しいということもプラスされている。だからよく告白をされているらしい。

でももちろんと言うべきかこいつは告白されてもすべて断っているそうだ。理由は好きな人がいるからだという。初めて聞いた時は意外だと思った記憶がある。

まったく、こいつに好かれるなんて他の男子には羨ましいことだろうな。

ちなみにこいつは僕の秘密は知らない。知ったら多分違う意味で今はまだまともな学校生活が送れなくなる。僕が。

あ、そうそう。今の世代ではある意味珍しいが僕と恋華は普通に仲がいい。

まあ恋華のことはここまでにしておこう。


「ああ、ただいま。恋華、なんかクラスの男子がお前の好きな人が気になるから聞いてくれって言われたんだが…」


「え?そんなのは内緒だよ」


「まあそうだろうな」


普通好きな人なんてそんな簡単に他人には言わないだろうな。その本人にも知られたくないだろうしな。なにより格下同然の男子になんか言うわけないだろう。僕を含めて。


「あ、でも秋渡の好きな人を教えてくれたら私も教えてあげるよ?」


「…僕の好きな人?なんで僕なんだ?」


「そりゃ気になるからだよ!」


意気揚々と言う恋華。屑のやつのなんか気にしてどうするんだか。


「というより私も同じように仲のいい友達に頼まれたの」


ああ、なるほど。てか僕なんかに興味を抱くやつとかいるんだな。


「秋渡、今ひどいことを考えなかった?」


「ひどいかは知らんがいいところがない僕のどこが興味を持つのかが理解できん」


「……秋渡、その言葉他の女子が聞いたらきっと批判するよ?」


「なんでた?」


「じゃあ質問するよ?秋渡はこの前の数学のテスト何点だった?」


「たしか98点だったな。一問だけミスったからショックだった」


あれはおしい凡ミスをしたな。


「じゃあ次。体力測定のランクはなんだった?」


「Aだった気がする」


シャトルランはめっちゃ疲れたな。百四十七回で終わったけな。


「バスケの試合の時秋渡はどういうシュートをした?」


「どうって、3Pとダンクしかしてないぞ?」


よく僕の身長でダンクできたもんだ。百七十八だぞ?普通届かんだろ。

ちなみにバスケって言ったってただの授業のだからほぼ遊びだな。


「そういやその時周りが騒がしかったな。なんかあったのか?」


「秋渡のダンクみて見惚れていた女子の大体が歓声を上げてたよ」


マジか、それは知らんかった。たしかに思い出してみると女子の声ばっかだった気がする。まったく、格下の男子なんか見てるなよ。しかも歓声なんか上げんなよ。


「ま、運動よし、勉学よし、顔よしときたらそりゃ惚れる女子も多いでしょ」


「そうなのか?こんな世界なのに」


しかも僕は恋華と違って実力とかなんかないぞ。どーでもいいが。だって実際の実力は一度も出してないし。

てか僕は顔もよくないし運動もそこまではできない。と、自分では思っている。

だから僕は恋華とは違うとずっと思っていた。


「世界なんて関係ないよ。少なくとも私はね。…まぁいいや。とりあえず秋渡、夕食にしない?」


まだなにか言いたそうだったが恋華は話を変えた。


「そうだな、腹も減ったし」


こうして僕と恋華はうちで少し遅くなった夕食をとった。

その後は少し話してから恋華は帰った。これが家での日課だ。


「しっかしあんま実感ねぇな」


僕はクラスにはあまり馴染んでない。大体一人でいる。時々男子とは話している。もちろんクラスに女子もいる。けどやはりと言うべきか男子を見下すような目で見ているらしい。なぜらしいなのかというと僕はそんな目で見てきている女子を見たことがない。気になるがまあいいか。

恋華とはクラスが違う。昼になるとこっちのクラスに来るけど。

だからこそ自分に興味を抱くやつがいるとは思ってもなかった。


「あー、なんか考えるのめんどくせ。風呂入って寝よ」


風呂に入ってさっぱりした後僕は少し経ってから眠りについたのだった。


こんにちは、作者のアイギアスです。

正直ちゃんとした文になっているか自信がありませんが、今回最後まで読んで頂き幸いです。

次回もなるべく早めに仕上げる予定ではいるので次も読んで頂けたら嬉しいです。


感想等お待ちしています。

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