第九十八話 それぞれの反応
家に帰ると予定よりも早い帰りに舞と明菜は驚いたが事情を説明するとすぐに納得してくれた。恋華は洗濯物を洗うとのことで洗面所へ行き、舞達は料理の続きをする。僕はやることがない(もといやらせてもらえなかった)のでシャワーを浴びることにした。汗も凄かったしそのままでいるのは気持ち悪いしな。
「でもせめて恋華を待ってからだよな」
流石に恋華がまだ洗濯してる時に行くのはまずいからな。仕方なくベッドに座って休む。こうして家でゆっくりできるのもあと少し。戦いが終われば良くも悪くも今の環境は変わるだろう。負ければ全てが終わり、勝っても彼女達の告白の返事、僕の答えを出さなければならない。
「……本当にこの春から夏までで色々あったなぁ」
しみじみとそんなことを思って声に漏らす。初めは星華が苛められていたのを助けただけだったのに強者を探しに来て冬美を襲撃してきた棗、愛奈に何度も断られても愛奈を求めてきた高須に加担して皆を傷付けた黒坂、幸紀とのデートで僕が女に良いように使われていると思い、幸紀を殺しに襲って来た青葉。そして……。
「(周り全てを巻き込んでしまった暁との決戦)」
事実上の五神将同士の頂上決戦みたいなものなのでこの戦いの勝敗の意味合いは大きくなる。僕は己の拳、壁に立て掛けた刀を見て思わず手に力を込める。単純に負けたくないものあるが、守りたい。そう、皆を守りたいという気持ちが大きく占めている。昔の僕からしたら有り得ないだろうことだ。恋華を守れればそれでいい。それだけだった。
「なのに今では増えてるという」
思わず吹き出してしまうがもしこれが両親に知られたらからかわれることは間違いないだろう。親父が煽りに煽ってくる姿が目に映るし、お袋が目を輝かせて経緯を聞いてくるのも想像できる。……まぁそこらはともかくとして暁との決戦については二人共どこかで知るだろう。それよりも今は他の問題だ。
「……この後から動くか?不安しかないが」
僕が今考えていることは勝った時にやろうとしていることだ。だが僕がやりたいことは色んな人の許可が必要になる。
「幸紀の両親はともかく他がなぁ……。許してくれるか?」
そう、僕がやろうとしていることは告白してくれた全員と婚約するために許可を貰うこと。当然中には僕を全く知らない人もいる。いきなり娘の好きになった相手から『あなた方の娘さんを嫁の一人としてください』なんて言われたらどうなるだろうか。普通に『嫁にください』だったらまだ分からんでもないが、嫁の一人としてだと話は変わるだろうしな。でも誤魔化してもどうせ後になればバレる。なら最初からやるしかないだろう。
「シャワー浴びてからやるか。問題は……」
面識のない星華と美沙、冬美の親だよなぁ。特に美沙はアイドルとして応援してる両親だろうから余計に難しそうだ。まぁそもそも本人らが認めるかが分からないんだが……。
というわけでやることはまず全員に今日明日の都合を聞くこととなった。まぁさすがに同時に送ることはしないで別々にやるけど。スマホを起動して恋華以外の告白してきたメンバーにメールを送る。内容はまだ伏せておくことにするが、聞かれたら答えよう。
「さてさて、どうなることやら」
こんな小さな行動を起こした時点で色々と始まってはいるんだよな。世の中恐ろしいものだ。
ーー
星華side
夏休みの課題に取り組んでいた星華は突然鳴ったバイブ音に気付き、勉強の手を止めてスマホへ手を伸ばす。するとそのバイブ音を鳴らした相手が自分の想い人の秋渡だと分かると思わず頬が緩んでしまった。しかし、驚くのはそのメールの内容。
『今日か明日、星華と両親の都合って空いてるか?少し話したいことがある』
とのこと。なお、秋渡はこの星華という所はそれぞれの名前に変えただけで他は皆同じ内容でもある。しかし星華はそれよりもなぜ両親?という疑問が湧いていた。となるとひょっとしたら五神将関連で話すことがあるのかもしれないと思い、星華は早速部屋から出てリビングへ行き、両親に声をかける。
「……母さん、父さん」
「どうした、星華?」
母は昼の準備をしてて返事はなかったが、たまたま仕事が休みでテレビを見ていた父が星華に返事をする。そして簡潔に先程の秋渡からのメールを伝える。だが、五神将ということが分かってしまったからか父はサッと顔を青くした。
「も、もしかして父さん達、何か失礼なことをしたのか……?」
そう、秋渡の周りは彼のことが分かってもあったことの無い人からしたら秋渡は他の五神将と同様の存在となる。失礼なことをすれば何かやられると思って父はテレビから顔だけを星華へ向けていた。しかし星華がふるふると首を横に振ると少しだけ父はホッとする。
「そっか、よかった。ん?じゃあなんなんだ?」
「……それは分からない。でも大事な話ではあると思う」
「……わかった、明日の朝でいいか?」
「……うん。伝えておく」
父からの返事を聞くと星華は再び部屋へ戻る。その途中で父が頭を抱えて唸り声を上げていたが、星華はスルーして部屋へ入り、秋渡へ返事をした。話すことは気になるが、それでも明日に秋渡と会えることは星華の楽しみになっていた。
ーー
冬美side
冬美は家で一人黙々と大学受験の勉強をしていた。今冬美の家には両親がいない。何せ秋渡対春樹の戦いに巻き込まれないようにするために家を出払ったのだ。父も母も冬美が残ると言うと付いて来るように言ったのだが、冬美はそれを断固拒否していた。もしここで深桜から離れれば秋渡には会えなくなる。それが嫌で決めたことだった。けどやはり一人になるのは周りが静かで寂しくなるものだった。
「(勉強も捗らないわね……)」
静かな分集中しやすいが、逆に今まで聞こえていた両親の会話が聞こえなくなるのは寂しいものだった。冬美はペンを置くと息を吐き、少し休憩がてら飲み物を取りに行こうとした。と、そこでスマホが振動して、冬美はスマホを手に取る。ロックを解除してからメールを見ると、そこには愛しい人からのメールが届いていた。しかも秋渡は自らメールを進んでやる人じゃないので驚きが隠せずにいた。だが何よりも驚いたのはその内容だった。
「え?え?なんで両親?それに話したいこと?」
思わずテンパってしまって冬美は即座に返信が出来なかった。だがすぐに深呼吸をして冷静になるが、それでもやはり自分のみならず両親にまで話すことは何かが分からなかった。聞けば教えてはくれそうだが、それだとなんとなくだけど秋渡を困らせることに繋がりそうだと思った。結果、何を話そうとしてるのかは分からないが、秋渡を信じてみようと思い冬美は親へ電話を掛けたのだった。
『もしもし?』
「あ、お父さん?」
『冬美か?どうしたんだ?』
「実はね……」
冬美が秋渡からのメールの話をした後、関澤家の大黒柱は電話の向こうでかなり絶望の顔をしてたとか。話終えた瞬間、冬美の父親はまるで魂が抜けたように『そうか……』と呟いていた。冬美は秋渡が暴行などを加えるとは思えなかったので心配はいらないと伝えてはおいたがそれでも父親は五神将からの話というだけでしばらく立ち直れなかったという。
ーー
愛奈side
愛奈は今、深桜で行われる戦いの前に、移動出来そうな物を運搬する下の者達を父、久英と共に眺めていた。それぞれリーダーが的確に指示をしているため、愛奈達はただその様子を眺めているだけだった。
「秋渡君は本当に凄い人だったな」
「お父様?」
突然話し始めた父に愛奈は首を傾げる。久英は愛奈に顔を向けずにただ作業現場を見ながら続ける。
「いや、初めはただの男ではないと思ってはいたし愛奈を助けた恩人だから彼なら大丈夫と思っていたらまさか最後の五神将とは思わなかったな」
「……そうですね。もしかして秋渡さんと離れさせようとしてますか?」
久英の言葉に思わずハッとなった愛奈は久英に問い詰める。しかし久英は穏やかな顔をしながら顔を娘へ向けると静かに首を横に振る。
「そんなことはさせないさ。五神将が五神将と戦うことは極希だからね。きっと彼は自分の守りたいものの為にこの戦いに臨むのだろう。その守りたいものが何なのかは分からないけど愛奈を高須家から守ってくれたことからしてもきっと愛奈も含まれているんだろう。だから彼には何としても生還して愛奈と結ばれて貰わないとね」
久英から話されたことは秋渡を結婚相手として選ぶことに異存はなく、寧ろ肯定的であると取れるものだった。愛奈は娘の気持ちや秋渡のことを理解してくれている父に嬉しそうに笑う。と、そこで愛奈のスマホが振動し、メール受信を伝える。愛奈はスマホを取り出して見るとメール相手は今話題に出ていた秋渡からだった。絶妙なタイミングで来たメールに愛奈は嬉しく思ったが、内容を見ると固まってしまった。
「(話したいこと?両親にも一緒に?どういうことでしょうか……)」
流石に意味が分からなかったが、とりあえず久英に話すと久英は「構わないぞ。いつだ?」と返事をした。愛奈はすぐに秋渡へメールを返してから一旦スマホを仕舞うと再び久英と向き合う。
「それにしても今話さなきゃならないことがあったかな?正直心当たりがないが……」
「はい。結婚の話……は終わってからになりますよね?」
愛奈は秋渡と幸紀のことは知ってるが、まだ諦めてはいない。たとえ秋渡の心が傾いていてもこちらに振り向かせようとしているのだ。愛奈はそれを踏まえ、秋渡からの話を待つことにした。そしてその話が雨音親子を驚かせることになるとはこの時の二人は知らない。
ーー
美沙side
美沙は秋渡からメールが届いた時、丁度ライブのリハーサルの最中であった。その休憩中、スタッフの人から労いの言葉を貰いながら秋渡のロングコートを羽織ってスタジオの冷房から温まる。秋渡から包まれていると考えるとどうもこのロングコートは手放せなくて現場に持ち込んでいた。最初はスタッフ達は皆驚いていたが、美沙の調子が良くなったこと、嬉しそうな笑みに誰もが喜んでいた。一緒に共演する男性スタッフはあからさま男物のロングコートを見て気に食わない顔をしていたが……。
「(えへへ……)」
そんな男達のことなどお構い無しに美沙はロングコートを握る。嫉妬が飛んで来ようともここで美沙に手を出すとその男性は間違いなくこの世界から追放されるだろう。そもそも美沙の想い相手は五神将な上にその五神将の秋渡も美沙のことを少なからず想っているのだ。五神将の逆鱗に触れることがどうなるか分からない者は子供くらいだろう。まぁ美沙の羽織ってるロングコートが五神将の一人の物とは誰も思わないだろうが……。そんな美沙に1人のスタッフが近付く。
「ねぇ、美沙ちゃん。リハーサル終わったら俺と飯でも行かない?」
声を掛けたスタッフの男性は美沙の性格上断られることはないと思っていた。美沙に想い人がいることを知ってるのは友里くらいだろう。他のスタッフと会話しながらも美沙の様子を窺う友里は声を掛けたスタッフに対して警戒心を抱く。美沙に食事を持ち掛ける男性は下心がある者ばかりなのでそれも無理はない。美沙が断らなければ止められないので友里も黙ってはいるが……。しかし、美沙は男性スタッフにそれだけで堕ちそうなくらいの笑みで微笑むとやんわりと答える。
「すみません、既に先約があるのでお断りさせていただきます」
「……え?」
美沙が微笑んで答えようとしたことから断られることはないと踏んでいたのだろうが、即座に悩むこともせずに断った美沙に対して男性スタッフは絶句していた。しかも手元にあるのはスマホということから他にお誘いがあったと考えるべきだろう。それでも諦めきれない男性は慌てて声を掛ける。
「い、いや、なんならその用事が終わった後でも……」
「すみません、私の夫となる人からのものなので行くことは出来ないです」
「はっ!?」
美沙の爆弾発言……というよりも衝撃発言には声を掛けたスタッフだけでなく他のスタッフも驚いた。友里は即座に誰のことかが分かったので驚きは薄かったが、まさか夫と言うとは思ってもいなかったので思わず顔を逸らして笑ってしまう。せめて彼氏かと思っていたので友里は堂々と言い切った美沙に笑ってしまったのだ。丁度話も終わったことから友里は美沙へ近寄る。
「いつから?」
「ふふ、秋渡君に差し入れを持って行った時……です」
「あら。でも彼の周りも……」
「多分ですけど全員まとめて……ですよ」
「……ふふ、彼なら出来そうね」
秋渡が鍛練をしてる時に差し入れを持って行ったことは友里も知っている。その時に何かあったのだろうが、どこか吹っ切れたような、そして嬉しそうな姿でもどってきたことから進展はあったのは分かっていた。そして美沙から彼の周りについても聞いていたので、心配もしていたが五神将である彼ならば法の一つや二つ捻じ曲げてしまうのだろう。そして恐らく数少ない美沙を幸せにしてくれる男性でもある。たとえ重婚だろうとも秋渡ならば容易く全員を幸せにできる。ちょっとしか会ってない友里でもそれはよく分かったのだった。スマホを友里に見せ、メールを読ませたら一人送信でもなんとなくそれは他の人にも送ったのが想像出来た辺り、美沙は秋渡を理解したということになるのだろう。そして単純な話、美沙の先程の発言は美沙に好意を抱く者全員がフラれたことにもなったのだった。
「え、夫とか嘘だよね?その男に脅迫されて……」
「すみません、私、自分の好きな人を馬鹿にする人は大嫌いなんです」
「っ!」
なおも疑い続けてた男に珍しく美沙が笑みを消して怒りを表した。友里もさすがにあれだけ幸せそうな美沙を脅迫と扱われたとしたら怒るし、現に他の美沙の味方のスタッフもその男性スタッフに対して不快な顔で見ていた。だが何よりも普段はほとんど笑みを絶やさずに怒ることもない美沙にここまでする者はそういないだろう。何よりも美沙がそこまで怒ることもないのだから。
「そんなに凄い人なのかよ!どうせ美沙ちゃんとお近付きになりたい下心満載の男だろ!」
それでもめげないこのスタッフは逆に凄いかもしれない。尤もその相手が本当にいるのかも分からないのだから無理はないが……。確かに友里以外は検討もつかないのは事実であり、男の言うことは否定出来ない。しかし美沙は友里と顔を合わせると尋ねる。
「秋渡君に下心とかあると思います?」
「あれだけ異性の中にいても平然としてて貴方の護衛も何度もやり退けてる様子からないと思うわ。というか彼に下心があるなんて想像もつかないわよ……」
「私もです。皆さん覚えてませんか?あの銀髪の……」
美沙が他のスタッフに秋渡の特徴を言って尋ねると何人かは即座に「ああ、彼か!」と理解した。すぐに思い浮かばなかったスタッフも直に思い出していた。そしてすぐに納得したように頷いていた。
「確かに彼ならば下心があれば護衛の時に何かしててもおかしくないよな」
「というかデートの時点で……」
「危険なら彼からのそのコートも羽織ってないですね」
スタッフ達が秋渡に対しての評価は悪くはない。むしろ美沙相手にあそこまで冷静で驚きもしない彼に下心があるようには思えなかったのだった。美沙の手を強引に掴もうとしてたファンからは守り、デート時には青葉の刺客から守り抜き、コートを与えて彼女に更なる笑顔を与えた。それだけやればスタッフから評価も上がって安心もできる。秋渡は無自覚だったり与えられた仕事をしっかりやり遂げたに過ぎないのだが、それでも充分だった。
「(お話かぁ。なんなのかは分からないけどきっと大事なことだよね!お父さん達にメールしておこう)」
美沙はスマホで両親にメールを送信し、それから再びリハーサルへ戻った。彼からの話は気になるが、それを気にし続けて支障をきたしてしまうと彼に呆れてしまわれるだろうし、何よりも彼も美沙が笑ってる方が好きなのは間違いないだろう。美沙はそう思ってリハーサルに臨むのだった。
ーー
幸紀side
幸紀は秋渡からのメールに即座に反応して俊明と早奈英に報告していた。決戦の話かもしれないし他のことかもしれないが、分からなくとも秋渡からの話しならば無下には出来ない。それは幸紀達だけでなく他の者でも同じだろう。しかし、暗い話ではないことはなんとなく分かったのですぐに動いていたのだった。
「お父さん!」
「ん?どうした、幸紀?秋渡君と何かあったかね?」
「え!?あ、えっと、その秋渡さんが私とお父さん、お母さんにお話があるそうです」
「ほう」
幸紀からの話で俊明は興味深そうに顎を撫でると、幸紀から日付を聞いてから俊明は早奈英を呼び、秋渡からのメールの話をすると即座に頷いてからメイドを呼び、今日明日の予定を全てキャンセルさせる。初めは驚いていたメイドだが理由を聞かされると納得して頷き、その場を立ち去った。
「しかし話とは何なのだろうな?」
「そうですねぇ……。私にはなんとも……。幸紀は?」
「すみません、私も分からないです。けどこのタイミングからして決戦後のことなのかもしれませんね」
俊明と早奈英、そして幸紀は悩むが幸紀は意見を述べてみる。ちなみに秋渡が話そうとしていることからして決戦後に関わることは間違っていない。ただ秋渡本人も婚約話をして承諾した分、長谷川家に話すことが尤も胃が痛くなることだったりする。
「ふぅむ。とりあえずは秋渡君から聞くしかないね。幸紀、私達はいつでも空いてると伝えておいてくれ」
「はい、分かりました」
幸紀は俊明からの伝言をすぐにメールで伝えるとその後は俊明達と他愛ない家族話をするのだった。ただ、幸紀は少しばかり不安を覚えていた。
「(まさか死ぬかもしれないからって婚約話をなしにすることはない……ですよね?)」
可能性の一旦に過ぎなくともやはり不安にはなるのが普通だろう。秋渡のことは信頼してるし裏切ることのない性格とは思っている。それでも決戦のことを考えると不安が拭えないでいるのだった。
ア「どうも、アイギアスです!」
秋「秋渡だ」
ア「おや、今回はお一人なのですか?」
秋「ああ。今回は家にいる奴ら以外皆出てるしな」
ア「そうですか。それにしても好意を寄せてるヒロイン全員の親を説得とは大変ですね?」
秋「全くだ。それでも一人を選んで他を悲しませるよりはずっといいさ」
ア「優しいと言うべきなのか優柔不断と言うべきなのか分からないです」
秋「優柔不断だろう。僕自身そう思ってる」
ア「私からは頑張ってくださいとしか言えません」
秋「自分で決めたからな。やってやるさ」
ア「二日で説得は大変そうですが……」
秋「ダメならば仕方ない。認められなかったってだけだ。……ただ」
ア「ただ?」
秋「そうなったら親子の間に亀裂は入りそうな気はする」
ア「あー、確かに……」
秋「悩んでても仕方ねぇ。とにかく話さなきゃ分からねぇんだから」
ア「そうですよ!」
秋「よし、今回はここで終えよう」
ア「では……」
ア・秋「また次話で!」
おまけ
秋「そういや今回は長いな?」
ア「まぁ仕方ないですよ」
秋「つかなんで美沙はあんなに長いんだ?」
ア「ちょっとした裏話ってことで」
秋「……そうか。まぁいいけどよ」