同居復活!!
さて、いつも通りの生活に戻ったことだし、さっさと晩ご飯の仕度をして、Tvでも見てのんびりしよ!!
ピーンポーン
もう、今からのんびりしようと思ったのに。一体こんな時間に誰?
「はーい」
ガチャ
「桃山ー」
ドアを開けると、そこにはいつもの元気そうな藤咲君ではなく、ものすごく暗いオーラを出している藤咲君の姿があった。
「藤咲君!? どうしたの?」
「桃山ー。カメラが……カメラが……盗まれたー」
盗まれたってことは、泥棒ー!?
「藤咲君、とにかく中に入って」
外だと話しづらいだろうし、中で話したほうがいいよね。私は藤咲君を部屋の中に入れ、話を進める。
「藤咲君、カメラが盗まれたって、どういうこと?」
「あぁ。桃山の部屋を出て、自分の部屋に向かって、荷物の整理をしていたんだ。で、使わなさそうなやつは押入れの中にある箱の中に入れておいたんだ。その中に、カメラとかフィルムとかも入れてあったんだ。今日、その箱の中から、カメラがなくなってて……。ついでに言えば、鍵穴もこじ開けられたような跡があった。そのほかにも、現金も盗まれてた。少ししかなかったからよかったが。あとは、服とかも荒らされてたし、机の引き出しの中とかも荒らされてた」
それ、完全に泥棒だよね。
「藤咲君、大家さんには言った?」
「あぁ。俺の部屋だけ鍵穴が古くなってたみたいで。で、大家さんセキュリティー関係のことは詳しいらしいし、お金も払ってくれるって」
大家さんって、そういうの詳しい人だったんだ。以外かも。
「よかったね」
「あぁ。でも、すごく頑丈なやつにするみたいで、手配したりするのに時間がかかるみたいなんだ。で、それまで鍵もかからない状況だから、また桃山のところで居候しろって……」
ってことは、また藤咲君と一緒に住むってこと?
「また、一緒に住んでもいいか?」
きゅんっ
なんか、藤咲君が可愛く思えてくる。
まぁ、藤咲君も行くとこなさそうだし、いいよね?
「うん、いいよ。またよろしくね」
そう言って私は笑った。
私は薄々気付いていた。自分の本当の気持ちに……。




