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エピローグ「青空になる」

最終回です!



「国王は無事生存、特級錬金術師には代理としてコルナ・ルコリラが就任、か……」


 王都から離れた田舎道。


 路肩にバイクを止め、俺は新聞の見出しを眺めていた。


 王宮を直接襲撃した前代未聞のクーデターは未遂に終わった。


 しかし貴族や王族にも犠牲者が出たため、王国の議会は一新されることになった。


 その傍らでこれまで王宮で行われてきた数々の賄賂や不正が明るみに出て、それらにかかわった者の裁判が連日行われているという……。


 多分、ナクファが何か裏で動いたんだろうな。そんな想像をしながら、俺は新聞を閉じた。


 ちょうどそのとき、元気の良いエンジン音を響かせながら、一台のバイクがすぐ横に停まった。


 運転席に跨る銀髪の少女が、颯爽とヘルメットを脱ぐ。


「クルシュさん! 異種族の楽園について知ってるって人が見つかりましたよ!」

「本当か! よし早速行こう。どこにいるんだ、そいつは」

「この先にあるラナの街にいらっしゃるそうです!」

「分かった。目指すはラナの街だな!」

「ちょ、ちょっと待てお主ら。妾も隣で聞いておったが、本当かどうかは怪しいものだぞ」


 少女の乗るバイクの後部座席には、金髪の幼い女の子が座っていた。


「行ってみれば分かるだろ。キナ、フィラ、準備は良いか?」


 俺はバイクに跨りエンジンをかけた。


 力強いエンジン音が響いた。


「出発です、クルシュさん!」

「ああ!」


 ヘルメットを被り、アクセルを開く。


 徐々にギアを上げ、速度を増していく。


 どこまでも加速し続けることが出来そうな気分だった。



 もっとスピードを上げて、風を感じたかった。



どうも、ぶんぶんスクーターです。

ここまで読んでいただきありがとうございます!


「面白かった!」「次回作も気になる!」と思っていただけたら、後書き下部の評価欄の☆を☆☆☆☆☆から★★★★★にしていただけると嬉しいです!


次回からはこちらのラブコメを連載再開したいと思います。お楽しみに!→【冤罪で高校を退学させられた俺、大富豪の美少女令嬢に拾われ溺愛生活が幕を開ける。】https://ncode.syosetu.com/n9367ib/


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