コラッツ予想2(20)必要なのは問題の読み替え
1に収束する、あるいはループするという考えでは、解決にたどりつけない。
この問題は、どこで収束するかではない。
値XがYの桁に達するときには1になっている。
1になった後も桁は上がりながら1のままである。桁と数値の関係性の問題である。1になってもずっと演算を続けて構わない。そうやって在る桁Yに到達したときに1になっていればいい。
そう考えれば、ループは発生しないし、確率的に1に近づけばよい。
ただ、普通に3/2や9/8で考えていては収束しない。よりはやく縮まる細工が何なのかに気付く必要がある。
雪が降る中を進む列車は、速ければ雪が積もる前に終着駅に着く。しかし、遅い列車は雪かきをしながらゆっくり走らなくてはならない。速度の差こそあれ、出発地が同じなら終着駅は同じところ。
これが同位体の考え方である。1と0の配置をずらしても終着駅は同じ。
これを示せばいいだけであるが、80年間、正確な説明ができてなかっただけである。証明自体はいく通りも簡単にできるだろう。問題は正確な説明だ。説明できない、あるいは不正確な部分があるから認められない。