帳票とは
週末に帳票について調べようとしたが、
結局ネットゲームをして過ごしていた。
既に業界で働いている友人に聞けば良いのだろうが、
業界人として先輩となっている友人になんだか気後れし、
恥ずかしさもあって聞けないままゲームで気を紛らわせていた。
そして週明けの会社。
今度は根岸ではなく長野が居なかった。
長野も他の会社に行くのかなと思ったらただの体調不良だったが。
ともかく帳票というものを作る。
西園寺さんの説明が始まり実物を見せてもらった。
なんのことは無い、帳票とは要するに表だった。
表計算ソフトのような見た目のものをプログラムで作る。
しかし表をプログラムするということの想像ができない。
「西園寺さん、これ全部プログラムするんですか?」
「いや、枠を別のソフトで作って、中身をプログラムするんだよ。」
別のプログラムで作ったものと組み合わせる?
やはりあまり想像が付かない。
「これを使うんだよ。」
クルーシャルレポートという名前のソフトウェアだった。
「まずはインストールして。」
そう促されて、クルーシャルレポートをインストールした。
インストールしたことを伝え、解説を受けた。
そのソフトウェアで出来上がりずの枠組みの表を画像として作る。
そして表の中に、文字や数字を出力するためのフィールドを追加する。
それをテンプレートと呼ぶらしい。
あとはプログラムでそのテンプレートを読み込むコードを書き、
テンプレートに文字や数字をセットするコードを書く。
そしてテンプレートをプリントするコードを追加する。
何となくわかった。
その概念はわかったが、僕にはその完成が遥か遠くに感じていた。