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レシピ本って絶対レシピ被ってるよね

宇治山「料理作ろう。」

宇治山は何か作りたがっている。

宇治山「ヴェンチャーネ!料理とかのレシピ本とか、この異世界の食材図鑑的なのってないー???」

するとヴェンチャーネの声が聞こえてきた。

ヴェンチャーネ「料理本?突然どうしたの?」

宇治山「いやー、この世界独特の料理なんてないかなーと思ってさぁ、昨日あたり、確か毒性のあるストップマッチョガンモドキってやつを教えられただろ、あれは食べれるけど毒で食べてはいけない的な扱いだったよね?それで、そのストップマッチョガンモドキっていうのは元々俺の世界にはないものなんだ、ガンモドキ自体はあるけど、そもそもガンモドキはこっちの世界だと加工品で自然に発生してるものでは無い、つまりこっちの世界でとれる特殊な食材とかがもしかしたら倉庫とかに眠っているんじゃないかなと思ってさ、それで図鑑とかと照らし合わせて見たいし、それで料理を作りたいんだ、異世界食材で使った異世界料理ってやつをさ、それでそういう本が欲しいんだよ、あーそれで後聞きたいことがあるんだけど、レシピとか、食材図鑑って何冊ぐらいになるの?」

ヴェンチャーネ「うーん、食材図鑑は山菜編、魚編、家畜編、とか色々な種類があるのよ、ただ家畜とか魚については食べれる動物が乗っている実質動物図鑑だから、魚編と家畜編はいらないわね、加工品編にしとくわ、だから......加工品編って簡単に言っても肉、魚、色々な食材の加工品だから、シリーズ化してるのよ、例えば123的な感じで何冊も出ていて、この世界は加工品への技術が凄いみたいでなんと10冊も出ているのよ、しかもこれでもまだその異世界の加工品の1割にも満たないみたいで、少なくとも100冊以上は出るはずなのよね、ただ加工品編とか、食材図鑑については、食材の特徴、一般的カロリー、写真、説明があって、一つの食材に1ページ使うわけだから一冊一冊の紹介される数自体は前に渡した本よりはかなり少ないのよね、それでもページは前に渡したやつよりも多い、だからかなり大変よ?しかもレシピ本の方はこんなに加工品とか食材が多いから、種類も多いのよ、様々な食べ物を作り方を紹介していて、500冊は下らないわよ、こんなにあるから、レシピ本だけでもあなたの書斎を埋めつくしかねないわ、だから私が重複した、同じようなレシピをカットした特殊版を作ったことがあるのよ、それで1500ページの80冊に圧縮することに成功したわ、80冊あげるわ。」

宇治山「多いな......見るだけで頭が痛くなりそうだわそんなに多いとそもそも書斎への持ち運びが大変になりそうだわ」

ヴェンチャーネ「確かにそうね、レシピ本だけでも80冊、更に食材図鑑も10冊以上あるんじゃ、読むのも大変だと言うのは分かるわ......そうだ!丁度いいのがあったわ、少し待っててくれない?これをかなり圧縮出来る凄いものがあったのを忘れていたわ!これがあれば前に渡した沢山の本もこれで圧縮が可能になるわ!」

宇治山「圧縮?お前何をするんだ?」

ヴェンチャーネ「それはあとのお楽しみ!」

すると、ヴェンチャーネの声は聞こえなくなった、恐らくヴェンチャーネは、ついさっき言った圧縮出来る物について調べていたらしく、今はそれを探しているんだろう。

時計がカチカチなる音が聞こえる。

秒針の音が絶え間なく聞こえる、10分ほど待ったら、ヴェンチャーネの声がまた聞こえてきた。

ヴェンチャーネ「お待たせ!」

宇治山「ヴェンチャーネ?何してたの?」

ヴェンチャーネ「圧縮装置の機動よ、圧縮装置について、何か知りたいことはあるかしら?」

宇治山「そこはそこまでだけど、圧縮装置ってどうやって使うの?」

ヴェンチャーネ「知りたいんじゃない、圧縮装置はいくつもの本のデータが入っていて、そのデータをお菓子に出来るのよ、それで食材図鑑とレシピを全てお菓子にぶち込んで、知識を手に入れることが出来るのよ、ついでに前回渡した本のデータを入れたお菓子をまた別に作ってそっちの方も送っておくわ、因みに前回渡した本については別に必要なくても、こっちは処分のために渡しているんだから返されても困るからそのまま置いといて欲しいわ、でもそっちの世界で焼却処分とかの方法で無くすのも大丈夫だから、本当に使わなくなった時には燃やしたり煮たりなんでもしたりしても構わないわ、それで、本を投入口に入れれば5分でお菓子の完成よ、そのお菓子をそっちに送るから完成まで待っててくれないかしら、二台同時進行で繰り広げようと私は思うから。」

宇治山「つまり五分ほど時間を待てば全知識が手に入る全知全能になるのか。」

ヴェンチャーネ「流石にそれだけじゃ全知全能にはなれないわよ、なろう系だからって、その程度で俺つえー的なのは無理よ、いくら異世界だからって現実見なさい。」

宇治山「現実なんてマジックミラーなんだ、向こう側は見れないから見えないんだ。」

ヴェンチャーネ「何を言っているんだ。」

とりあえず、宇治山はお菓子の完成まで待機を行うことにした。

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