勧誘には外国人の振りをして乗り切れ
宇治山「そろそろかな」
ヴェンチャーネ「戻ったわよー」
宇治山「おかえりー」
ヴェンチャーネ「とりあえず何個か持ってきたわよ」
ヴェンチャーネは床にいくつか何冊ものDVDを置いた。
宇治山「それで、どういう内容のDVDなんだ?」
ヴェンチャーネ「じゃあ一つずつ説明するわね」
ヴェンチャーネはまず一つのDVDを取り出す。
ヴェンチャーネ「これは青春学園物のコメディ系ドラマのDVDよ、これはどうかしら」
宇治山「うーん、それだけ聞いてもなぁ、具体的な内容とかが分からんな」
ヴェンチャーネ「えっと、これは奇妙な部活動勧誘を受ける学生の受難のストーリーね、基本的に全編が理不尽な勧誘を色々な作戦で撃退する内容よ」
宇治山「まるで、通信料を払いたくない人みたいだな。」
ヴェンチャーネ「中には外国人の振りをして何とか乗り切った回もあったわね」
宇治山「そんな回もあるのかよ」
ヴェンチャーネ「大根役者部、ローテンション部、ラジオ職人部、螺旋階段部、ホームルーム部、体育座り部、菌部、時差ボケ部、レール部......まだまだ個性豊かな部活動の面々が活躍するドラマよ。」
宇治山「ほぼほぼ意味が分からない部活動ばかりじゃないか、存在意義が感じられない」
ヴェンチャーネ「実際そんなものだったりするわよ」
宇治山「それはその作品だけだろ」
ヴェンチャーネ「今は18シーズンまで作られているわね」
宇治山「流石に長く続きすぎてるな、そんなに続いてるドラマってかなり限られるだろ、連ドラとかだと、2時間ドラマなら数がかなり多いのはあるけど」
ヴェンチャーネ「ちなみに1シーズンは一年分よ」
宇治山「海外ドラマかよ」
ヴェンチャーネ「フリースタイル部、体重計部、跳び箱部、窓拭き部、蝋燭部、錬金部、タイムカード部......やっぱり名作ばかり。」
宇治山「ちなみに......そのDVDってどのシーズンなんだ?」
ヴェンチャーネ「第一シーズンよ。」
宇治山「つまり最初の方か」
ヴェンチャーネ「このDVDに収録されている内容として、まぁシーズン1のエピソードが全部詰まっているわね、これ一つにディスクが何枚も入ってるし」
宇治山「ディスク何枚も入ってるって、それ確実に買ったやつじゃん、DVDBOXってやつじゃん。」
ヴェンチャーネ「そうね、第一シーズンは、王冠部、回転寿司部、辞書引き部、カーナビ部、提灯部、スクショ部、前輪部、広東麺部とか、まだまだ勧誘としては緩い部活動が中心だったわ。」
宇治山「なんでそこそんなに訳の分からない部活動ばかりなんだ、まるで頭のいい大学にある全く存在意義が掴めないサークルみたいじゃないか、2、3回程しただけで空中分解するやつじゃないか。」
ヴェンチャーネ「つまりこれはダメ?」
宇治山「いや、候補には入れておくわ、じゃあ次は何?」
ヴェンチャーネ「これはトーク番組のDVDよ」 宇治山「トーク番組か、面白そうだな」
ヴェンチャーネ「ベスト版全3巻よ」
宇治山「ベスト版ってことは相当面白いのか」
ヴェンチャーネ「そうね、五周年記念のベスト版よ」
宇治山「五年も放送しているのか」
ヴェンチャーネ「10周年版も全3巻、15周年版は全4巻、20周年版は超超超ベスト版ということで未公開映像中心バージョンもあって、全部揃えると7巻になるわ。」
宇治山「これも相当長く続いているな」
ヴェンチャーネ「名作だからね」
宇治山「それで五周年はどう凄いんだ?」
ヴェンチャーネ「そうね、ギャグ漫画のギャグを予想せよ!、一筆書きの達人、おっす!カジャーの挑戦、それっぽい体操選手権、行進王、水中ジェスチャー、クイズ!トークまとめ......伝説と言われた回が収録されているわ」
宇治山「そんなに入っているのか」
ヴェンチャーネ「更に特典映像で撮影されてもテレビで流れることがなかった企画が見れるわ、中身はヘルメットレース、隅っこ密着24時、楽屋掃除リレー、おもちゃを作る子供、登山家、河童だらけの水泳大会、二時間もあるわ」
宇治山「なるほど、ならこれにしようか、トークといいつつもトークとは程遠いようなめちゃくちゃな名前だけど、面白そうだな」
ヴェンチャーネ「よかったわ」
宇治山「じゃあ、これが終わったらドラマの方も見てみようかと思うから、ドラマのDVDも置いておいてくれ」
ヴェンチャーネ「わかったわ」
宇治山「じゃあ、またな」
ヴェンチャーネ「戻っているわね」
宇治山「よぉし、テレビで早速見るか!」
宇治山はテレビの方に向かってDVDを挿入した。
宇治山「始まった!」
宇治山はヴェンチャーネから貰ったDVDを見ることにして、それで徹夜で夜をあかすことを決断したので、ひたすらにテレビを見た。
宇治山「結構面白い、これ確かこの世界で流れてる番組らしいからまたヴェンチャーネに会ったら、どんな感じでやっているのか聞いてみることにしよう、ここチャンネル多いからな、どのチャンネルだろう、探すのだけでも相当時間がかかるよなぁ」
独り言をいいつつもテレビを楽しんでいた。




