8話
最前線組が50階層へチャレンジするようだ。掲示板で募集をしている。
●[求]50階層へチャレンジするもの。by江戸城ギルマス
概要:50階層は大型レイド形式だということが判明しており、人数は51人まで入れることを確認しているため、少なくとも100人は参加できると思っている。人数は多いほうがいい。3日後の早朝に受付前に集まってくれ。大型レイド報酬がとてつもないらしい。どうか参加してくれ。
re:ナナ様に会えるんか!
re:レイド形式か。敵はわかってるのか?
re:目視にてゴーレムが多い階層になっていることを確認している。
re:ゴーレムか、通常の剣ではきついかもしれないな
re:その通りだ。レベル50で覚えるファーストスキル保持者が望ましい。
re:いまレベル50までいってるのって67人ぐらい?
re:上位100人が参加すればいけそう。
re:匿名1位こい!
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「よし、次は50階層だ。かなり広いステージになっている、各自準備はいいか?」
ヤマトがメンバーに確認していく。
ここには50階層に挑む最前線メンバーが集まっている。
常に最前線を引っ張ってきた不動の1位ギルド江戸城メンバー。
江戸城と連携をとってきたギルド町内会のメンバー。
ギルド未所属と思われる双子の2人組。装備が整っており強者感が伝わってくる。
自由同盟や ♰我羅絶対強者♰からもトップメンバーが参加している。
「「はいは~い!うちらは自由に動いていいのかにゃ?」」
水色とピンク色の猫耳型ヘッドホンをつけた同じ顔をしている双子が言う。
「君たちは?」
「「個人ランキング6位と8位にゃ」」
どうやら常に上位に食い込んでいた匿名2名は彼女たち双子らしい。
「そうか、君たちが、、、匿名にしていたみたいだけど名乗り出てよかったの?」
「「匿名は気分にゃ。前線攻略参加のほうがメリットが多い気がするにゃ。」」
気分屋さんらしい。性格も猫に近いのだろうか。
「そうだね、見た感じスピード重視っぽいからうちの黒猫と行動してもらおっかな。いいかい?」
黒猫はスピードある攻撃で1人で敵を錯乱していたが、45階層を超えてからは1人では全部は対応しきれないでいた。
彼女たちの参戦はかなり戦力アップになると思われる。
「「がってんにゃ!!」」
双子は敬礼ポーズをしながら返事をする。
江戸城のヤマトがモニター前に立って言う
「みなさん。我々は50階層に挑戦します。現在78名が参加してくれていますが、大型レイドは途中参加が可能らしいのでどんどん加勢してください。では、いってきます」
うぉぉぉおおおおお!歓声が上がる。そこで受付嬢が出てくる
「みなさま、大型レイド成功時の参加賞は大変すばらしいものになっておりますので、是非ともご参加ください・・・・(今後のためにも)ボソ」
うぉぉぉおおおおおお!ボルテージは最高潮だ。
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前線組連合が50階層の攻略に入るということで受付横のモニターは賑わっている。
コーラとポテチを準備してすでに座席を確保しているもの。
受付横のガチャを引いているもの。
賑わいを察知して屋台を開くもの。
ちなみにコーラとポテチは俺だ。九州しょうゆ味のポテチはマジでおいしいから密林でポチって食べてみてほしい。
おっ、50階層に転移するようだ。
場所は??砦??のムービーが流れている。砦の頂上エリアには水色のゴーレムが王座と思われる椅子に座っている。あいつが大型レイドの討伐対象かな?
「江戸城メンバー率いるA組は右から!町内会メンバー率いるB組は左から砦を攻める!頂上で合流だ!」
ボス討伐レイド、50階層攻略が始まった。
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左右から攻めるはずだったが、正面から入ろうとしている男女2人組がいた。
「なぁミシェル。実はこの前でかける時に鍵穴に鍵を刺したまま出かけちゃったんDA!」
なにやら得意げに話しかける男。もう一人の女性はミシェルというらしい。
「え~!やばいじゃ~ん。どうなったのマイケル?」
少しアホさがにじみ出る話し方のミシェル。男性の名前はマイケルらしい。
「それで夜に帰ってきたんだけど鍵が刺さりっぱなしで、泥棒は入ってこなかったんDA!」
「よかったね~」
「あからさまな状況ってのは意外と大丈夫なんだZE?」
「あ~そうかもしれな~い!」
「つまりこのレイドも同じSA!逆に正面から入ったほうが安全なのSA!」
「や~ん!すごいマイケルってばてんさ~い!」
そうだRO~?あははーとイチャイチャしながらマイケルとミシェルは正面から入るのであった。