12話
俺はスライムを狩り続け、、、れない。
スライムがいない。俺は何をすればいいんだ。
ダンジョンがワールド版になってから1階層から10階層が変わってしまった。
1階層~3階層は日本ダンジョン専用のエリアになった。
1階層にはいままで外にあった受付がここに移動してきた。ガチャが5台に増えている。
2階層はモニタールームになっている。50階層以降の攻略中の映像が流れている。今は、、中国組が攻略中のようだ。
3階層は日本用の打ち合わせルームのような部屋だ。この部屋には中央に大広間があり、周りには多くの扉がある。
どうやら購入すれば部屋が使えるようになるらしい。金色の扉は値段が一番高いがかなり広くギルド推奨らしい。
続いて銀色の扉、銅色の扉がある。海外の大型ギルドではここに住む人もいるということだ。
4階層は食堂になっており、ワールド版になった国の食べ物がメニューに追加された。
日本がワールド版になったことから寿司や和食が追加され、ワールドチャットでは盛り上がりを見せている。
5階層~10階層は海外勢との共同エリアになっている。
こちらはまた今度行くとしよう。
51階層では新規日本組がせっせとレベル上げで盛り上がりを見せている。
ダンジョン初期時の1階層スライムの行列を思い出す光景だ。はぁ、スライムか。。。
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「ギルド江戸城のメンバーはレベル100を目指してもらう!トップのアメリカや中国に追いつくぞ!」
ヤマトは目標と意気込みをメンバーに発していく。
「ギルド町内会も付き合うぜ」
3丁目のおじさんや豆腐屋みきおが腕を組んでいる。酒屋こーやーは今日は仕入れ日らしく来ていない。
「「まぁトップは日本だけどにゃ!」」
猫耳双子はいつも通りだ。変わったとしたら猫耳が新調されている?
「そうだね、匿名1位が仲間になってくれたら戦力が大幅にアップするんだけど、、、」
ヤマトは苦笑いしながら言う。
「なんにせよ本来50階層は100レベル推奨だったらしい。僕たちのレベルは低すぎる!レベルを上げてくぞ!」
「「「「おお!!!!!」」」」
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俺はシャドウ。陰に潜む仕事人だ。誰にも正体がバレてないアメリカに所属する謎めいた男シャドウだ。
今日の任務は匿名Xの特定だ。誰よりもいち早く見つけて見せる。
どうやら日本の前線組は51階層でレベルあげをしているようだ。
この中に匿名Xがいるに違いない。781とかいうふざけたレベルの持ち主だ
隠しきれるはずがない。日本が意図的に隠しているに違いない。
だが俺は仕事人。少しの違和感でも見逃さない。
匿名Xを見つけるのは俺だ。今日も俺は陰に潜む。
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私の名前はリ。同じ中国のオウと一緒にレベル上げをしていたけどアメリカのデイビスにギリギリ追いつけなくて困っていたアル。
そんなときに現れた日本の匿名X。いままでトップ3の3位だったのに4位に落ちたネ。
せっかく不動のトップ3と言われてて鼻が高かったのに困ったアル。絶対匿名Xを見つけて晒してやるアル。
ん?私以外にも日本勢を監視してるやつが居るネ。あれはたしか、、、シャドウのやつアル。
あいつはコミュ障だから人と目を合わさないアル。目が合わないから誰にもバレてない仕事人だと思ってるらしいネ。
そっとしておくアル。
日本のヤマトとやらは火魔法が得意みたいネ。育てたら結構な戦力になること間違いないアル。
でもまだまだ弱いネ。アウトオブ眼中アル!
匿名Xはどこにいるカー?
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俺はストーンゴーレムを狩り続ける。
51階層は人が多すぎるし11階層が実質1階層になるわけだからそこそこ人がいる。
俺は人気の少ない23階層のストーンゴーレムを狩り続けることにした。
ストーンゴーレムはドロップしても石や石剣で美味しくない。
その割には固いので倒しにくく人気がない階層だ。
だがしかし、レアドロップがある「かもしれない」。俺は「かもしれない」でスキル書を乱獲した男だ。
スライム特権の可能性は隠し切れないがこいつもレアドロップする「かもしれない」
俺はストーンゴーレムを狩り続ける。
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???「やっと全身打撲なおったぜ。オイラの時代が始まろうとしている!まってろワールドダンジョン!」
そういって病院をバックに宣言するオイラの名前は韋駄天マン。意気込んでD-カードを開いた。
D-カード
Name:韋駄天マン
レベル:32
攻撃:40
防御:6
速さ:120
魔力:20
スキル:経験値256倍
オイラはD-カードを見てニヤニヤする。今思えばスライムを狩り続ける変態に感謝だな。
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オイラはスピード特化型のステータスだ。攻撃してもなかなか死なないことから1撃で倒せるスライムを狩ってモチベーションを上げようと思って1階層へといった時のことだ。
なぜかいつもいるスライムを狩り続けるデブがスライムを倒したとき虹色の光が出た。オイラはびっくりしてとっさに隠れた。陰からこっそり見ていたがあれはガチャでの大当たり商品であるスキル書だ。オイラはこのタイミングに出会えたことに感謝した。
昼間はあのデブが居座っているからオイラは夜中にスライムを狩り続けることにした。ひたすら狩り続けたときに出た虹色の光。。。
キタ!と思ったね。スキルの書を使ったら経験値8倍スキルを手に入れた。
それからもオイラはスライムを狩り続けた。レベル32になり、スキルは経験値256倍になったときだった。
匿名1位があのデブだと確信したと同時に自分がヒーローになれるとも確信を得た。
テンションがあがったオイラはレベルが上がって初めて全速力で走り、、、全力で壁にぶつかった。
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全身打撲である。即入院だった。ザキヤマゴブリン祭りも50階層の大型レイドも参加できずに涙をのんでいたが
やっと治った。オイラの時代が始まる!
彼の名前は韋駄天マン。日本ダンジョンができた当初にスピード40をたたき出した陸上部の彼である。




