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87話『テリヤババ』

エミリア視点です。


ここでまさかのイチャイチャ回!




教養の時間が終わって放課後になった。


私とベリアル様は、先に寮に帰ってエドワードにぃを待つことにした。


兄と一緒に帰らないのかって?

ナナリーがエドワード兄にべったりだったもんで……。

お昼のあの笑顔にやられたようだ。


こりゃ、遅くなるだろうなぁ。



ベリアル様と寄り道で貴族食堂の横にあるカフェに寄る。

今日食べたレアチーズケーキがおいしかったのでお持ち帰りするのだ。


※貴族食堂の食後のデザート全般はカフェの物を出しています。


私とベリアル様で共同作成した現状維持のスクロールを敷いた籠に

ワンホール入れてもらう。

帰りの馬車用にワッフルも数個別の子籠に入れてもらった。


チーズケーキは、話し合いながら食べたかったのもあるけれど、

どうしてもベリアル様にも食べて欲しかった。


ベリアル様はいつも量が物足りないと生菓子系やスポンジケーキ類は食べない。

胃にどっしりくる系のパンケーキやワッフル、タルトを食べているのだ。

しかも、バターやジャム、シロップやクリームを沢山かけるので

かなりの甘党だったりする。


受け取ったレアチーズケーキの籠をメーダに渡して

子籠は私が持ったまま馬車に戻る。



帰りの馬車内でワッフルをほおばる。

なかなかおいしい。オレンジピールが入っていて、

噛むほどに食感が楽しめる。

上にのっているクリームも甘さ控えめでちょうど良い。


前に座るベリアル様もワッフルに舌鼓を打っている。

頬についたクリームをとってあげると目をしばたかせていた。

その後のお礼を言う笑顔が素晴らしかった。ありがとうございます!!

笑顔に照らされて体に熱がこもった。


そのあと、わざとクリームをつけて食べだすベリアル様は

クリームがつくたびに顔を前につき出してきたのであった。

それを私がいちいち拭き取るのだ……なんだこれぇ!?


(なんかもう、ベリアル様が可愛く見えてくるよ!

 イケメンでかわいいって、もうそれ、いきゃめん!!

 私の好きフィルターがテリヤババ!)


私は寮に着くまでずっと一人で興奮こうふんしてました。



寮に着いた馬車を降りる。

雪が多く、風も強くなってきた。今夜は吹雪くかなぁ。


ベリアル様にエスコートされたまま、私の部屋へ向かう。


部屋でエドワード兄を待つ間、貴族食堂のご飯について

話をして時間を過ごした。

ベリアル様は私と個室で食べたいと言う。


「絶対だ。エミリア。

 今度個室で2人きりで食べよう。 約束だからな!」


なぜか、2人きりにこだわって約束をしてくるベリアル様。

私も今から楽しみだ。


しばらくたって、ドアノッカーの叩く音がした。

メーデに言ってエドワード兄を迎え入れてもらう。

淑女の礼で待ち構える。


「エミリア、ベリアル、待たせたね」


そう言って入ってきたエドワード兄は疲れた表情だった。


「お待ちしておりました。エドワード殿下。

 ……大丈夫ですか? もっと遅くなるかと思っておりました。」


私はエドワード兄にソファーを進める。

私とエドワード兄が隣同士で机を挟んだ向かいにベリアル様だ。

メーデに最初の一杯目のお茶を用意してもらい、下がらせる。

ティーカートはそのままにしてもらい、私はカフェから貰ってきた

レアチーズケーキを切り分ける。

お皿によそってそれぞれの前に置く。


ベリアル様は不思議そうな顔をしてレアチーズケーキを見ている。

エドワード兄は、少しだけ嬉しそうにしていた。

疲れているときは甘いものにかぎるのだ。


「エミリアも、レアチーズケーキが気に入ったんだね。

 あそこのは僕もお気に入りなんだ」


さすが兄妹、同じ物を好きになっていた。

だから今日のお昼のデザートもレアチーズケーキだったのかと納得した。


トッピングは苺ジャムにブルーベリージャムとチョコシロップだ。

小瓶で用意してあるので、スプーンで好きにかけてもらう。


私はブルーベリージャムをかけて食べる事にした。

ベリアル様はどれをかけて良いのかわからないらしく、

最初は私の真似をしてブルーベリージャムをかけていた。

エドワード兄は苺ジャムだ。ブレない。


ペロリと平らげたベリアル様は気に入ったようでおかわりを要求してきた。

他のトッピングも試すようだ。




テリヤババ 

私は、照れてかなりヤバイの意味として使ってました。

間違っていたらすみません。


イキャメン

イケメンで可愛い という意味です。


両方とも、今使ってる人いないよね・・・。

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