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80話『謝罪』

サブタイトルの謝罪感が少ないです。


エドワード殿下は実は優秀で性格も悪くない。

王宮では、わざと悪戯したりして「あの子、ヤバいんじゃない!?」

と周囲に思わせていました。


ストックに余裕が出てきたので、いつも通りの時間に戻しました。



翌日の早朝。

赤くなった目を少し厚めのお化粧でカバーして、

お茶会の返事の手紙を手早く書き終える。


カーラに、エドワード殿下の部屋へ行ってもらって伝言を伝えてもらう。

伝言の内容は、

『今日のお昼に王族専用の食堂で昼食を一緒にとりましょう』

こんな感じの内容だ。

ついでに、お茶会の返事の手紙を出してきてもらう。



カモミールティーを飲んで精神を落ち着かせる。

ベリアル様のお迎えがきたら、一緒に校舎に向かうのだ。



校舎に向かう馬車にて。

ベリアル様は心配そうに顔を見つめてくる。

理由を聞かないあたり、気を使ってくれているのはわかる。

けど、ちょっと見つめすぎかな……。

理由を知りたくてそわそわ感が出てるなぁ。


「ベリアル様、見つめすぎです」


「すまない」


ベリアル様はしゅんとした。


「今日の午後から、エドワード殿下と王族用の食堂で食事をします。

 ベリアル様には申し訳ありませんが、隣の別室で待機してもらいます。

 食事も一人で」


『食事も一人で』のところの声が小さくなってしまった。

申し訳ない気持ちのせいだろう。


「それは構わない。

 話し合いが終わったら、私もそちらに呼んでくれるのだろう?」


「それは、大丈夫だと思います。」


いや、どうなんだろう? いいのか?

先に話し合いをしてから3人で食事のほうがいいのだろうか?

そうベリアル様に伝えると嬉しそうだった。

やっぱり、一人で食べるより皆で食べたほうがいいか。


殿下にも後で相談しよう。





早朝の教室にエドワード殿下はもう来ていた。


私は、開口一番で素直に謝った。


「エドワード殿下、昨日は申し訳ありませんでした。

 一方的な言い方だったと反省しています。」


「エミリア……。いいんだよ。

 僕のほうこそ、君の気持ちを考えなかったんだ。

 本当に反省しているよ。

 お昼の件も僕も一緒にご飯を食べたいと思っていたしね。

 もちろん、ベリアルも一緒にね」


エドワード殿下も謝りつつも許してくれた。

その後の殿下はいつも通りに接してくれて助かった。

伝言の事もちゃんと伝わっていたようで了承してくれた。


今日の朝の授業は基礎学科3種だ。


実はベリアル様、歴史だけ受けなきゃいけないはずだったのに

卒業までの歴史の課題をとっとと済ませたらしい。

なんのために学園に通ったんだろう?確実に、勉強のためじゃないよね。

私の為だけにしては、大胆すぎる気がする。


うわー、どうしよう! そう考えるとキュン死にしそう!


授業中、私は一人悶えていた。





2時限目の休憩の時間にマリエラに声をかけられた。

話があるようで、一緒に談話室に向かう。もちろん、ベリアル様も一緒だ。


「エミリアとベリアル王子は、ラナー様から招待状が届いた?」


マリエラの話したい内容はラナー様の秘密のお茶会の件だった。


「ええ。届いたわ」 「私にも届いている」


「ラナー様に聞いたのだけど、

 シンシア様とジョシュア君も誘うことになったそうよ」


んんん?!


シンシアは分かるけど、なんでジョシュア?

という疑問が顔に出ていたのか、マリエラが答えてくれる。


「エレノア様がジョシュア君も参加させるって言って来たらしいの」


それでか。 ならお母様にも何か考えがあるのだろう。


「それで、人数は全員?」


「アスト陛下も途中から参加なさるらしいわ」

 

なら、8人で全員かな?


「秘密のお茶会だから、ラナー様のお部屋で行うそうよ」


私とベリアル様は頷いた。

その後、マリエラから返事の招待状の中身を聞いた。


「参加する旨の返事を送ったら開催日時やドレスコードを記した内容の手紙を

 送ってもらえるわ。 その手紙が本当の招待状よ。

 中に小さな参加用のカードが入っていたわ。

 当日はそのカードを持っての参加よ。

 招待状の手紙の方じゃないから、間違えないでね」


マリエラがそれだけ伝えたかったのと言って、談話室での会話は終了した。


私は、参加する旨の返事は今日の朝に出したので、

それらの手紙はまだ届いていない。

マリエラの話す内容を知らないのは当然だった。

ベリアル様も返事は今日出す予定だったようだ。





エミリアの悶える姿は表には出ていません。

内側だけで悶えています。

周りからは、ちゃんと姿勢を伸ばして授業を受けているように見えます。


でも、魔力反応で相手の思っている状態を察知できる魔王様は

どういう気持ちでエミリアの隣に座っていたのでしょうね?

そういうの想像するのも楽しいですよね。


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