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78話『予期せぬ訪問者』

今日の投稿は早めに設定しています。



あの日の教養の授業から1週間たった。

ここ最近の私は、ナナリーと愉快なイケメンsに出会っていない。


基礎学科は出席してないし、治癒科ではナナリーとは極力近づかない。

教養も同じでナナリー達には近づかないようにしていた。


いや、違うな。

『ナナリーに』ではなく、『エドワード殿下に』だ。



ちなみにベリアル様はお茶会に呼ばれてて今日は一緒に居ない。

逆に私が呼ばれる場合は、ベリアル様と一緒の参加じゃないと断っている。

護衛という名目で同時参加必須になってしまっていた。

今日は、私が寮の部屋の中から出なければ、危険は無いとのことだった。


私はカーラに渡されたお茶会の招待状を見る。


ラナー様とホットネン家からも来ていた。

ラナー様のは秘密のお茶会で、ホットネン伯爵からは

『日頃の感謝を込めて』と書かれていた。もちろん、参加だ。


お茶会の招待状には2種類ある。

1つ目の招待状は学園内で行われる学生同士のお茶会。課題のやつだ。

2つ目の招待状はシーズン中、他家で行われる本格的なやつだ。

ラナー様とホットネン伯爵のは2つ目ね。


この2つ目には他家からの招待状が多い。

父や母と一緒に私も招待されるものがいつも多いのだが……。


「やっぱりか……」



今回はあの教養の時間で私が迂闊うかつに発言した内容を

家族にキッチリ報告した子息がいたのだろう。


まったく知らない伯爵家以下の貴族から、

私にだけ招待状が送られてきていた。


私は複数ある招待状の蝋の封を適当にペーパーナイフで切って中身を確認する。


ゾッホラー子爵家のホラースって誰よ……。

内容は酷いものだった。


『君と僕の出会いを祝うお茶会』


内容にゾっとしたわ。ホラーかよ……。

出会った記憶がないので、参加はしない。


2通目も開封してみる。


ゾン男爵家のビケンス。こっちも知らない人。

内容はもっと酷かった。


『君と僕が目を合わせた回数2000回を祝うお茶会』


気色悪いわ!!

目を合わせた記憶がないので、参加はしない。


(というか、数えていたのかしら……)


ゾワっとした……


とりあえず、他の招待状も似たような内容のものは全部欠席にした。


「はぁ、お母様とお父様に怒られそう」


きっと実家のほうにも同じ内容の招待状が届いていそうだった。


とりあえず、出席するものとしないものを手早く分けてから

返事のお手紙を書く。



コン! コン! とドアノッカーの叩く音が聞こえた。



私はカーラに目配せして玄関に向かわせる。

メーデに招待状と手紙を片付けてもらう。

ここ最近の来客はほとんどがレヴァンヌか

招待状をもってくる他の貴族の従者のどちらかだ。

どちらでもいいけれど、散らかしたままではいけない。


少し戸惑いの面持ちでカーラが戻ってきた。


「エドワード王子がお越しです」


ほわあぁあぁい!? ※why!?


あ、なんかデジャブ。 ちょっと落ち着いたかも。

とりあえず、お茶の用意をメーデに追加でお願いした。


「カーラ、丁重にお通しして」


「はい」



エドワード殿下は前にお見舞いに来たときと違う

花籠はなかごを持って来ていた。色はもちろんオレンジが多い。


「エミリア、お邪魔するよ」


私は淑女の礼をとって殿下を迎え入れる。


「エドワード殿下、私の部屋に尋ねてくるなんて珍しいですね。

 何か御用でしょうか?」


正直、顔を見たくなかった相手からの訪問で

私の表情は硬くなっていると思う。


「そんな、他人行儀な事を言わないでほしいな。

 今日は花籠を持ってきたよ」


そう言って、エドワード殿下は花籠を渡してきた。


「話がしたいんだ。 侍女達に下がるように言ってくれないかい?」


まっすぐ見つめてくる殿下に私も意を決した。

私は頷いて、メーデがお茶を入れた後、2人に下がるように言った。




次あたり、エミリアの様な性格の子が好きじゃない人にとっては

不快になるかもしれません。ご了承くださいませ。


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