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親子そろって悪役令嬢!?  作者: マヌァ
仮装パーティ編
68/232

67話『未来への人生計画』

主人公特有の事業は異世界モノの定番ですよね!


ホットネン伯爵とレヴァンヌが帰ったあと、

私とベリアル様は、魔法開発の続きをすることにした。


私は、ホットネン伯爵が置いていった数個の魔霊水を手に取る。

これは、お詫びにと伯爵が置いていったものだ。


「で、どうするのだエミリア?」


「え?」


「その水がほしいのだろう?」


ベリアル様が言いたいことは、魔霊水が魔族領にあるという話だった。

それを無償で提供してくれるという。


「ベリアル様、いくらなんでもそれはダメです!」


「なぜだ?」


「この水はとっても貴重なのです!

 源泉が枯れたらもう手に入らなくなるんですよ!」


私の詳しい説明で納得してくれて、魔族領でもワイン樽単位での取引を

することにした。

ベリアル様は、ただの湧き水にそんな価値が出るとは思ってなかったようで、

魔族領が潤う!とほくほく顔だった。

魔族領との取引で渡すものは主に食料に決まった。

もちろん、お金も渡しますよ。

ヴェルマ近郊は緑が生えているが、年中ではない。

周りが山岳地帯で火山も近いので、食料になる植物は育ちにくいのだとか。

今までは人口の畑を宮殿内に作り、それで暮らしていたのだという。

ちなみに、魔族の数は2000人くらい。


とりあえず、魔霊水で作ったものが商品化してちゃんと売れてからしか

取引はできない。私のポケットマネーでは魔族領との取引ができるほど

多くは無いのだから……。



そして、魔霊水を使って私が作りたいもの。

それは治癒系のポーションだ。


今更ながら自分の力で気づいたことがある。

それは、状態付与という特性だった。


状態付与とは、魔族の人がもつ力に近いもので、

治癒や状態異常系の効果を付与する力が強いということだった。

状態異常系と言われてもなんのこっちゃってなるだろう。


これは、魔族特性の一つらしく、相手に身体強化や

状態異常耐性を付与できる能力のことだ。

そして私は珍しいことに治癒の力を付与できるのだ。

いままで自分が治癒魔法として使っていた魔法は

実は違うものだったと言われたので自分でもビックリだった。


確かに、他の人の治癒だと回復の効果になって即効性があった。

でも、私の場合は相手の治癒能力を向上させ、

自己治癒能力を高める魔法だったのだ。

じわじわ回復していく感じかな。

治癒の力をじわじわ使う事で、ゆっくりとだが、毒や火傷、

裂傷や打ち身などを回復できる。万能治癒力だった!

それを特化に使い分けもできる。

毒特化、火傷特化というふうにね。


そしてこの能力を活かしたくて治癒のポーション開発を始めた。


主に、薬にするのは解毒ポーションなどの状態異常回復ポーションに

身体能力や動体視力、筋力などを上げるバフ効果のポーションだ。

もちろん、じわじわ回復させるリジェネ効果もあるよ。


ホットネン商会との魔霊水の取引は、レヴァンヌが取り仕切ることになった。

部屋もお隣だし、相談もしやすいということと、

レヴァンヌ自信が、バイヤー兼、ブローカーをやりたいと

伯爵に言って決まったそうだ。

まぁ、あの伯爵よりレヴァンヌのほうがしっかりしているしね……。


スクロールもポーション作りもそれぞれボチボチやることにした。

将来的には、自分専属の治癒関係の商会を開きたいと思っている。


婚約破棄した私は、ヴォルステイン家のお荷物になるからね。

独り立ちするために今から頑張るのだ!


これぞ、未来への人生計画なのだ! ワハハ。




バイヤーは仕入れ担当、 

ブローカーは仲介人という意味で使っています。


・ゲーム用語・

リジェネ=体力や気力、怪我をじわじわ回復させる効果のこと。

バフ=身体能力向上系の魔法効果のこと。


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