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親子そろって悪役令嬢!?  作者: マヌァ
学園生活開始~学園祭。
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59話『学園祭』

会話が・・・ほとんど、ないっ・・・だとぉ!?


我が学園の学園祭は開放式である。

門を開けて、一般市民にも公開しているのだ。

学園祭は3日間に及んで行われる。


まぁ、敷居が高いイメージのせいでほとんどが裕福な庶民しか来ないけど。

あとは、学園に通う学生の家族がくる。


グラウンドは馬車の駐車スペースになり、湖や礼拝堂の道は通行止めだ。

貴族食堂とカフェは学園祭の時だけ貴族用のレストランへと代わり、

校舎の中にある一般食堂はただのカフェになる。


1年生の演目は劇だ。


1日目は三ノ実クラスの劇。2日目は一ノ実クラスの劇。

3日目はニノ実クラスの劇。

くじで劇の順番が決まったのだった。


※ちなみに、1クラス生徒の数は50人。

 商家や裕福な庶民が20人、貴族が30人。


私達、1年一ノ実クラスの劇は2日目だ。

2日目のスケジュールは以下だ。

午前は2年生の合唱コンクール。

昼休みと軽い片付けのあと、うちのクラスの劇だ。

午後の後半は3年生の演奏会だ。


まぁ明日までに練習は必要よね。


現在、教室の中で朝早くからずっと練習中だ。


マリエラとエドワード殿下の前で劇の最終確認としてセリフ当てをする。


エドワード殿下は腕に包帯を巻いている。

マリエラはイスに座ったまま、侍女達にかいがいしく世話をやかれていた。


私達以外のクラスメイトは、小道具や衣装などのチェック中だ。

最終チェックが完了しても、緊張でセリフが飛ぶ場合があるので、

私とベリアル様は、エドワード殿下とマリエラに

練習を手伝ってもらっているのだった。




「きゃああああああああああああああ」



そしてついに廊下から悲鳴が聞こえた――。



(きたー!! きっと、ズタボロになってる!!)


そう思ったけど表情には出さない。

視線を感じた方をチラ見すると、マリエラとベリアル様と目が合った。

2人の顔も無表情だった。だけど、きっとズタボロになってる!!と

思っている顔だった。私達は今、全てを通じ合った。(気がした)


とりあえず、エドワード殿下が一番乗りで様子を見に行った。

まぁ、叫び声があの子の声だったもんね。すっ飛んで行くよね。


私とベリアル様、マリエラも一緒に向かう。

言い忘れたけど、マリエラの足はもう治っている。

ただ、侍女達が過保護なのと、劇は、もともとやりたくなかったんだと。


あれ?足の捻挫ってもしかして仮病じゃ……?

ま、まぁ、気にしないことにしよう。



人だかりが出来ていたのは、三ノ実クラスだった。


教室の中の様子は、切り刻まれた薄いピンクのプリンセスラインのドレスが

膨らみを出すための円形のパニエの金具のみ、むき出しになっていた。

それが、ひっくりかえっている。

その残骸の前で、本番前なのか粗末な衣装を着たナナリーが

泣き崩れていた。

※ナナリーのクラスの劇は、騎士と貧しい街娘の恋愛の物語。


エドワード殿下含むイケメンsがナナリーの周りに集まっている。

私が来たのをチラ見して確認したナナリーは、

用意していたであろうセリフを言う。


「誰がこんなことを!! 酷――」


「ぷふっ!!」


言わせねーよって 感じでナナリーのセリフを塞いだのは、

マリエラの噴出した声だった。



次、茶番回です。


60話以降の更新のペースを

1日2話固定にしていきます。


ご了承ください。


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