表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
親子そろって悪役令嬢!?  作者: マヌァ
学園生活開始~学園祭。
59/232

58話『劇の練習』

短いです。



私とベリアル様は、寮に帰ってからも劇の練習付けの毎日を過ごす。

ちなみに、練習の場所は私の部屋です。 ハイ。

ベリアル様は、しっかりと魔法陣を活用してくれていますです。ハイ。


私は、ストーリーさえ把握できれば、セリフはなんとかなるものだと、

自分の隠れた才能に驚いた。暗記能力が優れているだけじゃない。

役にハマれるのだ。演技力がパーフェクトだった。スイッチが入るのだ。


そんな私の目の前では、セリフが飛んで硬直するベリアル様がいます。

なんでも完璧にこなすベリアル様の意外な弱点を発見しました。


「ベリアル様、同じところで止っていますよ」


ベリアル様は無表情だ。でもこれは怒っているわけではない。

セリフを頭の中で復唱して覚えている時の顔だ。

なんか、最近ベリアル様の表情読めてきた自分に感動する。


「もう一度だ。 エミリア嬢」


「わかりました」


物語が進むにつれて、王子と姫のセリフと絡みが増えるのだ。

それを覚えるのに苦労しているんだと思う。

演劇なんて初めてだろうしね。

ある程度出来るようになったので休憩をとることにした。



私の最近のお気に入りの紅茶の飲み方は、

ブルーベリーのジャムを入れて飲むことだ。

台本とにらめっこする自分へのご褒美だ。

さらに、目に優しいブルーベリータルトを食べる。

なんという至福のひと時。目の疲れが癒される。(気分です)


ベリアル様は、紅茶を飲みつつも台本を片手に読んでいる。

すっごい熱心にブツブツ言っている。

部屋に戻っても頑張って覚えているんだろうなぁ。想像したら頬が緩んだ。


ポアソン君が台本を読みたがったので貸してあげる。

ポアソン君が読んでいたのは、まだ練習していない後半の部分だった。


「これが、エミリア様とベリアル様の役ですか。 なるほど」


すこしニヤニヤ顔で言うポアソン君は何か思いついたのか

ベリアル様に耳打ちをしている。

アドバイスかな?


すると、ベリアル様の様子が激変した。

目は動揺して左右に動き、口はきゅっと結ばれる。

思い詰めたような表情になって、急に私を見つめ始めた。


うん?


どうしたのかと小首をかしげて見たら、さらに動揺された。


「す、すまないが、今日はこれで失礼する!」


ベリアル様は急に立って、挨拶そこそこに帰ってしまった。

もちろん、魔法陣から。


んんんー???


私は疑問を浮かべた表情で魔法陣を見つめた。


ポアソン君が私に声をかける。


「エミリア様、急に主が帰ってしまってすみませんでした。

 ですが、ベリアル様なら大丈夫です。

 セリフも明日には完璧になっていますよ。」


とってもいい笑顔でそう宣言してポアソン君も帰って行った。


いったい、なんだったのか・・・?



次の日、授業終わりの教室で、

セリフと動作が完璧なベリアル様が完成していた。


だけど、私とのセリフの時は、なぜか目を合わせてくれない。

頭一個上の辺りを見ている。

(完璧じゃ、無かったよ。ポアソン君。)


謎行動が追加されていた。



ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ